漫画「神の雫」にハマる。「神の雫」を読了!!(したと思っていた・・・)の記事でも書いたが、ワインがテーマの漫画「神の雫」にハマっていたが、ようやく続編のマリアージュ編も読了した。2月いっぱいかかると思ったが、続きが気になって仕方がないので、仕事終わりにせっせとネットカフェの快活クラブに通って無事に読了した。それにしても話を引き延ばし過ぎだろう( ̄▽ ̄;)。というか、まだ続編を出せるようなラストだったし、どんだけ長寿にしたいのやら。。無駄に延長せずに23巻でキッパリ切った「鬼滅の刃」を見習ってほしい。。

 

マリアージュ編はワインというか、どちらかというと料理漫画に近いし、引き延ばすためにいろんな対決エピソードとか組み込み過ぎて、正直、食傷気味だった。。これだけあれこれとエピソードを創作できる作者は天才的だとは思うが。。マリアージュ編は最初の騎士団の設定と、ラストの方の”神の雫”を追求する巻だけでよかったとすら思う。一方で、騎士団のメンバーの素性があまり深堀りされていないのが意外だった。それにしても当初ない設定なので無理があるのは仕方がないが、遺書を持ち去った騎士団のメンバーさん達、「人の物を盗むのは窃盗で立派な犯罪ですよ」と思わず心の中で突っ込んでしまった。

 

ただ深淵なるワインを追求する様は興味深いし、難解なワインの世界を分かりやすく漫画というストーリーに落とし込むのは本当に天才的である。マリアージュ編も、料理とワインの組み合わせの奥深さを見せてくれてよかったと思う。「十二使徒」のワインと違って、「神の雫」の決定についてはやや賛否両論あろうが、これはこれで良いと思う。ただマリアージュ編へ新キャラが多くてもう少し古参のキャラクターの活躍もみたかったかな。長いのだけネックだが、ホント勉強になるのでオススメの漫画。ひとしきり資格取って、英語力上げたら、ワインエキスパートの講座に通おうっと((´∀`*)) 

岸田文雄首相は文化審議会が世界文化遺産の国内推薦候補に選んだ「佐渡島の金山」(新潟)について、国連教育科学文化機関(ユネスコ)に推薦する方向で最終調整に入った。政府高官が28日、明らかにした。韓国が戦時中に朝鮮半島出身者らへの「強制労働」があったなどと反発を強め、外務省が見送る方向で調整に入っていたが、自民党内や地元の意見も踏まえた。- JIJI.COM

 

日本はマルコポーロの東方見聞録でも「黄金の国ジパング」といわれるほど金の産出量が多く、一時期は世界最大の金の輸出国だった。佐渡金山はそれを支えた日本を代表する文化遺産である。韓国はこれに反発しており、強制労働があったことを理由に、推薦するなと主張していた。韓国の反日精神には目を見張るものがあるが、委員国の3分の2以上で登録が決まるので韓国のみの反対で登録を阻止することはできない。ただロビー活動も激しいので、登録妨害も大いにあり得るので楽観視はできない。それにしても事なかれ主義・弱腰の官僚に歩調を合わせて日和見主義の岸田首相は朝令暮改を繰り返しているが、本件も安倍前首相・高市政調会長が後押ししなければ推薦が見送られていた可能性が高いと思うと、岸田政権はつくづく不安である。

 

報道をみていると、当事国は異議申し立てが可能だという記載もみられるが、それは「世界記憶遺産」の際に、中国が南京事件を登録しようとしたので、日本が主導で導入した制度である。「世界記憶遺産」では、当事国の合意がなければ登録できない。しかし、佐渡金山は「世界文化遺産」であり、関係がない。そもそも佐渡金山は江戸時代の手掘りの伝統手工業遺産として登録を目指すもので、昭和時代の朝鮮半島出身者の労働問題は関係がないので、韓国は当事国ですらない。当時、朝鮮半島は合法的に併合された日本の領土で、日本人であった。戦争末期に徴用された朝鮮半島出身者が佐渡金山で働く場合があったのは事実であるが、それは日本人と当然に同じ待遇で住居等も完備されていた。また大変な労働環境だったのかもしれないが、それを強制連行・強制労働させられたなどと主張するのは歴史の改竄である。だいたい韓国側の主張を鵜呑みにすれば、奴隷が建設に従事したピラミッドはもちろん、黒人奴隷が関与している米国の世界遺産なども全て今後は推薦できなくなってしまう。

 

それにしても日韓関係に新たな火種を韓国が創出したが、韓国は「徴用工訴訟」もどうする気なのだろうか。日本企業に実害が生じれば、日本は報復措置に出ると予告しており、現金化となった場合、日韓関係は深刻な状態になりかねない。すでに日韓請求権協定で解決済みであり、徴用工には韓国政府が補償を行う必要がある(日本は韓国政府に賠償を行っており、韓国政府が徴用工に補償する話だった)。これは韓国の国内問題である。

 

韓国大統領選も近いが、もし反米・反日の李在明が次期大統領に当選した場合、日韓関係のみならず米韓関係にも亀裂が入りかねない。彼はジョン・オソフ米国上院議員と会談した際に、日韓併合の原因について「桂・タフト協定」を引き合いに「米国が承認したからだ」と主張している。朝鮮半島は、中国に隷従していた期間が長く、大国に翻弄されてきた小国ゆえに常に被害者の目線で歴史解釈を行う傾向がある。一方で小中華思想を持ちプライドは高い。国内は貧困に喘ぎ、強固な身分社会で「恨の文化」が成立した。日本のようにそこそこ豊かに暮らしてきた平和ボケの感覚では到底理解できない。

 

佐渡金山については登録を進めればいいが、徴用工訴訟の方は現金化されれば日韓関係がどうなるのか予測もつかない。今年度中には現金化の予測もあるが、韓国は国内マーケットも小さく金融も脆弱なので日本が経済制裁を実行した場合、韓国経済は相当なダメージがある。韓国は、日本が報復措置を実行しないとでも思っているのだろうか。

ロシアのウクライナ侵攻は時間の問題か?の記事で書いたがウクライナ情勢がかなり緊迫している。いろいろ解説動画や記事など調べたのだが、テレ東のYoutube配信動画がかなり優秀なので紹介。この品質の動画がYoutubeで無料で観られるのだから、ほんとテレビは不要になると思う。

 

ロイターによると、ロシアがいよいよ血液もウクライナ寄りのエリアに移動を開始したそうだから、かなり本格的に戦闘準備に入ったとみられている(LINK)。血液の保存期間は長くないのでかなり近くに侵攻が開始される可能性がある。前記事で北京五輪に配慮の可能性があると書いたが、プーチンさんは気にせずに侵攻してしまいそうな勢いだ。

 

それにしても欧州で最も強大なドイツの動きが鈍い。ドイツはガスをロシアに依存し、かつ自動車輸出で中国の起源も損ねたくない事情がある。ウォールストリートジャーナルで「Is Germany a Reliable American Ally? Nein」とする記事で、ドイツは信頼できないと酷評。ドイツはエネルギーシフトを主張し、原発を停止したので電力不足でフランスの原発で発電した電力を購入している意味不明な状態にある。自然エネルギーの風力発電も、健康被害(近隣住民の健康悪化が指摘されている)、風車音によって鳥が寄り付かなくなり生態系が攪乱されていることや景観破壊との声もあって増設は順調ではない。太陽光発電も、トンガの大噴火で大気中に粉塵が拡散されたことで、太陽光の照射量が減り、発電量は減ると予測されている。こんな有様なので理想論に走ったドイツではおかげで電力価格は高騰している。原発も廃炉にしたので、ここでロシアがドイツへのガス供給を止めればブラックアウトも現実的である。このままではドイツはエネルギー政策の失敗で自滅であるし、政治的にもエネルギーを他国に依存しているので、ロシアに強く言えない。日本はドイツを反面教師にしないといけない。

 

話がズレたが、ロシア・ウクライナの軍事衝突はかなり現実的になりつつある。もちろん、「本気のふり」で揺さぶりをかけているだけの可能性もあるが、クリミアは現に併合されている。日本の空想的平和主義者は軍縮を主張が、国際政治の現実は「勢力均衡」である。「汝平和を欲さば、戦への備えをせよ」である。

 

 

 

ロシアがウクライナ国境に10万人以上の軍隊を結集させているが、ロシア陸軍は約30万人だから3分の1を集めており、かなり本気度が高いとみられている。ベラルーシ側にもロシア軍が入っているらしいが、地図を見ればわかるが、ウクライナの首都キエフはベラルーシの国境から最短100kmもない。さらにベラルーシ側から侵攻すると、ウクライナに流れる巨大なドニエプル川を迂回できるというメリットもある。脅しのために軍隊を結集させているだけかと思ったが、それにしては本格的だ。

 

NATOは軍事支援などを行うと言っているが、まだウクライナは加盟国ではないので、本当にロシアの侵攻に軍事的に対抗するかは怪しい。NATO加盟国は、非加盟国のウクライナのために血を流すことを正当化できるかというと厳しい。軍事介入してNATOの兵士が亡くなった場合、NATO非加盟国であるウクライナのためになぜNATOの兵士の命をささげる必要があったのか、政治的には説明がつかない。ましてロシアは核保有国である。

 

軍事的には及び腰なのでアメリカなどは経済制裁をすると脅しをかけているが、それには経済的なデメリットが政治的なプライドを上回る必要がある。かつてソ連崩壊で日本は莫大な経済援助で北方領土問題は解決しようとしたが、ロシア側は応じなかった。国家の政治的なプライドは経済メリットを超える場合がある。国家のメンツとはそれほど大きいのだ。それにロシアは人口1憶4000万人を超えるので国内マーケットも大きく、かつ、資源も豊富なので経済制裁されたとしても、貧しくなれども自活可能な国なのだ。別に経済制裁を受けているイランや北朝鮮も国家破綻していない。

 

軍事力での現状変更は容認できないが、ロシア側のいら立ちも理解できなくはない。ロシアのプーチン大統領は、ウクライナについて「ロシア人とウクライナ人は一つの民族だ」と訴えるなど、親和性を説いているが、民族的な同質性が高く、また旧ソ連国であるのに、ウクライナがNATO(北大西洋条約機構・要は反ロシア軍事同盟)に加盟しようとしているので、それを裏切りと捉えているのは仕方がない。ロシア側にすると、もともとNATOは東方拡大しないと言っていたのに、NATOは東方拡大を続けて、旧ソ連国の中ではロシアに次ぐ人口・軍事力を誇るウクライナをもNATO側に取り込もうとしており、ロシアとしては到底承服できないということである。正しい例かは分からないが、例えば、日本が戦後に分割されて九州が独立国である場合に、「天孫降臨」した高千穂をもあるのに、九州が中国と同盟を組むといえば、本州側は相当に反発するだろう。心理的にはそれに近いぐらい感覚だろう。

 

春になると道がぬかるむので、地面が硬い冬の寒いうちに侵攻するだろうとみられている。一方で、五輪開催中に侵攻開始すると中国の習近平のメンツをつぶすので、侵攻するのは2月20日以降だろう。中国的にはウイグル問題のめくらましになるのでウクライナ問題は好都合だろう。それに戦争を開始しますと堂々と宣言することはなく、おそらくウクライナ内部でスパイを使って何か問題を起こして、ロシア系住民の保護を目的に介入という手もある。ここらへんのシナリオをどのようにロシア(というかプーチン)が描いているのかは分からない。

 

本当に日本は憲法9条を守っていれば平和は維持できるという一国平和主義であるが、尖閣諸島の問題は喫緊の問題である。台湾有事もおそらく数年以内に起こる。平和ボケの日本人には分からないが、世界はいくつも火種を抱えている。尖閣諸島は安保条約の適用範囲だが、いつ米国が意見を翻意するとも限らない。そんな時に米国に裏切られたといっても遅い。そろそろファンタジーから目覚めないと、気が付いたら領土を中国に奪われて、負け犬の遠吠えをするしかなくなるだろう。ロシアのウクライナ侵攻は、国際政治における現実主義をリマインドしてくれる良いタイミングかもしれない。

博士課程を修了した人の翌年度の年収は、男性で最も割合が高い層は「400万~500万円未満」だったのに対し、女性は「300万~400万円未満」だったことが、25日に発表された文部科学省科学技術・学術政策研究所の「博士人材追跡調査」でわかった。女性が多い人文科学分野の年収が低いことが一因とみられ、男女間の格差の改善が必要だとしている。- 朝日新聞

 

朝日新聞の記事によると、博士の賃金の男女格差を指摘しているが、これは記事にもそのままあるように、「女性が多い人文科学分野の年収が低いことが一因」であり、これは男女格差ではなく「専攻格差」である。人文科学分野の年収が低いから、男女間の格差の改善が必要だというのは論理的につながらない。人文科学分野の男の博士は低賃金だろう。一方、医師免許を持った医学博士の女性の賃金は高い。女性が低賃金領域に進学し過ぎであって、これが女性に実学不要というジェンダーによるといえば男女格差ともいえるが、お金にならない学問を専攻した人の賃金格差を持ち出して男女格差というのは意味不明である。

 

それにしても女性は非実学系学部に進学し過ぎである。昔は文学部・家政学部などを卒業して一般職に企業に入って総合職の男性と結婚し寿退社というルートが確立されていたが、もはやそうしたルートは崩壊している。日本では増税・社会保険料は増加しているが、賃金は伸びていないので可処分所得は減少トレンドで、男性のみの稼ぎで専業主婦というのは男性の所得が相当高くない限り難しい。一方で、社会認識はそれについてきているだろうかというと疑問符である。依然として女性は非実学系への進学が多いが、昨今の経済情勢を考えると不思議でならない。

 

だいたい専攻でみると人文科学のような非実学系への進学率が高過ぎる。結果的にIT業界は慢性的に人材不足であるし、法務部や財務部など専門性が求められる分野も人手不足のところが多い。専門性がある場合は性差に関係なく給与水準は高い。つまり、解消すべきは男女の賃金格差ではなく、男女の専攻格差である。法学部卒の女性弁護士、医学部卒の女医、経済学部卒の女性公認会計士や、外資系コンサル・金融の総合職の女性が男性と同じ仕事なのに賃金が低いなら差別であり、解消が必要である。一方で、労働負荷の低い職種や代替性の高い単純業務が低賃金なのは当たり前である。

 

福沢諭吉の「天は人の上に人を造らず人の下に人を造らず」という標語が有名だが、この部分だけ読むのはナンセンスである。真意はその次にある。人は平等に生まれるのに、賢人も愚者もいれば、金持ちも貧乏人も世の中にいる。それは学ばないから生じるのである。また、難しい仕事と簡単な仕事があり、難しい仕事をする人の身分が重いとも書いている。福沢諭吉の指摘は「脳内お花畑」の平等主義ではない。説いているのは徹底的な実学主義である。彼のつくった慶応義塾大は実学志向であり、実際、経済界では「慶應閥」というほどに大きい勢力である。一方で、趣味的な学問はお金にならないのは当然の話である。

 

(引用)

「天は人の上に人を造らず人の下に人を造らず」と言えり。されば天より人を生ずるには、万人は万人みな同じ位にして、生まれながら貴賤上下の差別なく、万物の霊たる身と心との働きをもって天地の間にあるよろずの物を

り、もって衣食住の用を達し、自由自在、互いに人の妨げをなさずしておのおの安楽にこの世を渡らしめ給うの趣意なり。されども今、広くこの人間世界を見渡すに、かしこき人あり、おろかなる人あり、貧しきもあり、富めるもあり、貴人もあり、下人もありて、その有様雲ととの相違あるに似たるはなんぞや。その次第はなはだ明らかなり。実語教』に、「人学ばざれば智なし、智なき者は愚人なり」とあり。されば賢人と愚人との別は学ぶと学ばざるとによりてできるものなり。また世の中にむずかしき仕事もあり、やすき仕事もあり。そのむずかしき仕事をする者を身分重き人と名づけ、やすき仕事をする者を身分軽き人という。すべて心を用い、心配する仕事はむずかしくして、手足を用うる力役はやすし。ゆえに医者、学者、政府の役人、または大なる商売をする町人、あまたの奉公人を召し使う大百姓などは、身分重くして貴き者と言うべし。

- 「学問のすすめ」(福沢諭吉)