実際にあった「アーヴィング対ペンギンブックス・リップシュタット事件」の裁判を描いた作品。ホロコースト学者のリップシュタットが、ナチス・ドイツ研究者のアーヴィングを、著書の中でホロコースト否定論者とレッテルをはられたとして名誉棄損だとして英国で訴訟を起こす。英国では被告に立証責任があるので、リップシュタットは弁護士団とともに、アーヴィングが嘘をついていると立証するために戦略を練る。

 

かなりスピード感ある法廷映画。ストーリー展開もよく練られておりまったく飽きない。また出演陣の演技も見事。ただ、テンポが良くてよいが、主人公をはじめ全員が始終早口であり、また、ホロコースト問題を扱っているので仕方がないが、主人公はじめ感情の起伏が大きく、観てて結構疲れた。

 

日本にもアーヴィングのような歴史修正主義者はいるが、彼らの歴史改竄の手法が垣間見れて、興味深かった。それに、英国の法廷の様子がとてもうまく描かれていて勉強になった。映画中、主人公が英国弁護士と話すシーンで、「私はソリスターなので法廷にはバリスターが出ます」といってきょとんとするシーンがある。英国では弁護士は2種類おり、事務弁護士(ソリスター)と、法廷に立つ法廷弁護士(バリスター)に分かれているのだ。また、裁判官がカツラをかぶっているなど、日本の裁判とはだいぶ様子が違う。アーヴィングの詭弁を論破するシーンも見ものだが、裁判様子の違いも見どころだろう。

 

歴史問題、ホロコースト問題、法廷映画に興味があるなら楽しめるだろう。★3.8

先月行った日光旅行の記事を書いていなかったので今更ながら執筆。
 
日光三大名瀑の1つ「竜頭の滝」。駐車場おりて30mほどで到着。意外とこじんまりとしている。紅葉の時期が人気であるが、積雪の中の滝もなかなか美しい。
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こちらも三大名瀑の1つ「華厳の滝」。思ったより迫力がある。積雪との相性が良い。こちら明治時代に藤村操が自殺したことで、明治期は自殺の名所だった。彼の辞世の句は有名。
 巌 頭 之 感
悠々たる哉天壤、遼々たる哉古今、五尺の小躯を以て此大をはからむとす。
ホレーショの哲學竟に何等のオーソリチィーを價するものぞ。
萬有の眞相は唯だ一言にして悉す、曰く、「不可解」。
我この恨を懐いて煩悶、終に死を決するに至る。
既に巌頭に立つに及んで、胸中何等の不安あるなし。始めて知る、大なる悲觀は大なる樂觀に一致するを。
 
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こちら「戦場ヶ原」。昔、男体山と赤城山が、それぞれ大蛇と大ムカデになり戦ったからだとか。広い平野ゆえに、千畳の原から転じたという説もある。ラムサール条約の登録湿地帯。ドライブでぶらりと寄るのにちょうど良い。
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昔から泊まりたかった、日本最古のリゾートクラシックホテルの「日光金谷ホテル」。アインシュタイン、ヘレン・ケラー、ガンジー、吉田茂等、各国著名人が泊まった老舗ホテル。私の好きな建築家のライト氏も泊まったとか。建物の一部は登録有形文化財に指定。ただ、都内や欧米の高級ホテルに比べると、やはりサービス水準は普通。部屋も天井は高いが、ベッド等のクオリティは申し訳ないがビジネスホテルレベル。都内や欧米の高級ホテルの設備の豪華さやエレガントな接客を求めるのは酷だが、もう少しどうにかなる部分はあると思う。あくまでクラシカルな雰囲気を楽しむホテルという感じ。

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「日光東照宮」。徳川を祀っている。小学校で来て以来。奈良・京都・日光などは小中学校で訪れることが多いが、大人になってから来た方が歴史がわかる分、遥かに面白い。写真は「陽明門」。徳川の栄華を偲ばせる見事な建築。意外と広い。特に「鳴き龍」が見事だった。京都にも「鳴き龍」があるが、こちらの方が非常に響く。ちなみに、徳川家康の御霊は現在は日光東照宮にあるが、以前は静岡の久能山東照宮にあった。遺体がどちらにあるかについてはまだ論争がある。

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久しぶりにドライブ旅行して、リフレッシュできた。来月は白川郷に行く予定(こちらは雪もあるしバス旅行になるかなぁ)。徐々に行きたいところをつぶせてきているので良い調子。海外でも行きたいところは若いうちにつぶしておきたい。人生の終焉の時、「あれをやっておけば・・・」という後悔はなるべくしたくないものだ。

 

 

新年最初の映画としてスターウォーズを観てきた。スターウォーズは伝説的なシリーズ作品である。1977~83年にかけてエピソード4~6が、1999~2005年にかけてエピソード1~3が公開された。今回の作品は、エピソード8にあたり、2015年から始まった三部作の2作目である。しかし、シリーズものゆえの宿命であるが、前作をみていないと人間関係やストーリー展開がよくわからない。前作は2年前だし、その前のシリーズはさらに数年前にみたので記憶が薄れていて、人間関係を復習してから観ればよかった。

 

それにしても、ユナイテッド・シネマのIMAX(3D)で観たが、クオリティが非常に高い。IMAXは、映画フィルムや映写システムの規格であり、ハイクオリティで臨場感ある作品を観ることができる。さらに3Dが見事であり、そこにある現実を観ているよう。値段は高くなるが、IMAX(3D)での視聴をおすすめする。

 

内容だが、時間の割にストーリー展開が手を込んでおり飽きさせない。また戦闘シーン等は見事。最後のジェダイから新しい世代のジェダイへと、エピソード9への期待が高まる。メインの主人公はいるが、それぞれ脇役が主人公級の見せ場をもっており、群像劇的。また、音の使い方が効果的で監督の力量をうかがわせる。ただクライマックスといえるシーンが長く、後半はやや観ていて疲れた。あと、ジェダイとはという命題はもっと掘り下げても良かったのではないか。来年、シリーズが完結するが、今から楽しみである。5段階中、★ 3.8。

あけましておめでとうございます!ブログを書き始めてはや7年近く。

 

今年も執筆していきたいと思いますのでよろしくお願いします。

 

2018年記事第一弾は年末に観た映画の映画評を書きます。

 

観たいと思いつつ、なかなか時間がなかったので観れていなかった映画3本を観れました。

 

ちなみに、今年から映画は5段階中での評価も書いていこうと思います。

 

ブロードウェイミュージカル「キンキーブーツ」(2012年)で知っている人も多いだろう。トニー賞6部門を受賞したミュージカルである。その原作の映画である。倒産寸前の英国の田舎の靴工場。そんな工場を引き継いだ真面目な経営者が、ドラァグ・クイーンに出会い、ドラァグ・クイーン向けブーツの製造に舵を切り、経営の立て直しを図ろうとする。英国で実際にあった実話をベースにした作品。yahoo!映画で4.04の評価を得ているが、評判だけあってなかなかの良作。特にドラァグ・クイーンのローラの見事な男っぷりが見事。ただ歌のシーンがもっとあっても良かった。主人公の終盤でのローラへの逆上はやや不自然さがある。メッセージ性がもっとあっても良かったかもしれない。5段階中 ★3.8。

 

「君の名は」で一世を風靡した新海誠の4作品目(2011年公開)。孤独な少女の地下世界への冒険をファンタジックに描いた作品。切ない男女の関係を切なく描くことが得意な新海誠としては異色な作品で、アクションシーンも多い。新海誠のファンなので期待していたが、はっきり言ってファンタジックな冒険作品は、新海誠に向いていない。新海誠は、言葉で表現できない男女の微妙な距離感や切なさを、繊細な映像にセンチメンタルな音を重ねて描写することの天才であるが、物語の構築等には長けていない。ファンタジックな冒険作品はその世界観の緻密な設定やそのストーリー展開が肝要であるが、新海誠はそれらが苦手であり、それゆえ新海誠の不得手な側面が目立つ作品になってしまった。いろんな要素を詰め込む割にそれぞれの要素の関連が微妙だし、世界観設定が稚拙で、人物描写も浅く、物語の展開も必然性がない。おまけにどのシーンもキャラクターも既視感がすごい(はっきり言ってジブリのごった煮状態)。物語展開の稚拙さ等を、美しい風景描写やポエティックな台詞で処理するには無理がある。5段階中 ★2.0。

 

表は紳士向けの高級テーラー、裏は世界をまたにかける世界最強の独立したスパイ機関「キングスマン」。父の跡を継いでキングスマンの一員になった青年が世界を救うために活躍する。yahoo!映画4.18と高評価に加え、大学時代のゼミの先輩がオススメしていたので観てみた。英国紳士のスパイ映画であるが、シリアスな「007」に比べると、こちらはコミカル。だがR15だけあって、戦闘シーンはリアル。設定も悪くないし、展開もテンポが良く、紳士な渋いスパイ役のコリン・ファースもカッコイイし、主人公を演じるタロン・エガートンもはまり役だし、戦闘シーンはキレキレ。ただ悪役の動機があなりにも浅薄というか、発想があまりに古臭くて、単純。ガイア理論とか半世紀前のネタですが(地球温暖化ネタのはしりの「不都合な真実」も公開は10年以上前だよ)。こんな単純な理由にひっかかるセレブリティが多いという点が、あまりにリアリティが無く興醒めどころか失笑。それに華がないと思ったら、主人公の恋模様がない。頭空っぽにして娯楽として観るには良いが、それにしてはアクションシーンがグロイ。5段階中 ★3.3。

今年は今年も一年、早かった。大人になるほど、あっという間に一年が過ぎていく。これは5歳児にとっては1年は人生の5分の1であるが、27歳にとっては1年は27分の1に過ぎないから、時の長さが相対的に短くなっていくのだ。また、年を経るごとに、新しい経験が減っていき、マンネリ化が進んでいくことも大きい。ちゃんと1年を無駄にしないように無為に過ごさないようにしていきたい。そのためには生活に変化をつけたり、新しいことにチャレンジしていくことが重要である。

 

とりあえず、2018年のto do list としては(毎年計画倒れだけど)、次。

①英語の勉強の再開(英検準1級合格、TOEIC SWで合計スコア300超えたい)

②行政書士合格 ← 毎年申し込み忘れてるやつw

③簿記3級合格 ← 試験日に毎回予定が入りまだ受けられえてないw

④情報セキュリティマネジメント試験合格 ← ITの勉強のため

⑤海外旅行 ← 見聞を広げたい

⑥仮想通貨などの投資の勉強

 

とりあえず、美術・映画・ピアノ演奏とかはなんかここ最近、熱が冷めてしまった。趣味のピアノは習い続けるが、ピアノコンサートや映画・美術館巡りはほどほどにする予定。どちらかといえば、身になる実学系の勉強を中心にやっていきたい。