東京都知事選の投票が5日にあり、現職の小池百合子氏(67)が再選を確実にした。れいわ新選組代表の山本太郎氏(45)、元日弁連会長の宇都宮健児氏(73)、元熊本県副知事の小野泰輔氏(46)らは及ばなかった。新型コロナウイルスの感染が収まらない中、小池氏はオンラインによる選挙戦を展開。政党の推薦・支持は受けなかったが、自民・公明が実質的に支援し、無党派層からも支持を集めた。-- 朝日新聞
小池百合子が再選が確実だ。野党が一致団結せずに候補者が乱立し、おまけにろくな対抗馬がいなかったのだから当然であろう。まともなのは元日弁連会長の宇都宮健児や、元熊本県副知事の小野泰輔だったが、宇都宮氏は73歳のおじいちゃんだし、政策はナンセンスで目を当てられず、小野氏は真面目そうだが堅物に見えて全く選挙映えしない。山本太郎もそこそこ注目を集めたが政策は非現実的。結局、微妙な対抗馬が3人もいたことで小池への批判票は分散してしまった。
しかし、小池は再選したが、もしかしたら失職の可能性がある。偽造私文書行使で刑事告発されているのだ(LINK)。もし有罪となれば失職になる可能性もあるが、ほとんどの都民は知らないし知ろうともしない。いくら政治力を使って軍事政権のエジプトにあるカイロ大に声明を出させても全く説得力がない。小池は学歴詐称疑惑を追うジャーナリスト等に法的措置をチラつかせるが、実際には取らない。裁判所で膨大な資料が公開されては困るからだ。
だいたい卒業証書には12月に学位授与と決定とあるのに、卒業証明書や大学の声明は10月卒業とあり矛盾している(LINK)。ちなみに、当時の新聞だと9月に卒業したといっていたから一貫性がない。卒業証明書には、成績は合格点の下から2番目の「ジャイイド(good)」と書かれており(カイロ大学の合格点は4段階)だから少なくとも首席は虚言だ。小池は少なくとも4年間はエジプトにいたので口語は話せるが、ハーテム氏のコネでカイロ大に入ったためにろくに勉強しておらず正則アラビア語(文語)はちんぷんかんぷんで、何が書いているかも分からなかったのだろう(※)。ついでにいえば、72年にカイロ大入学で1年留年しているから77年以降の卒業のはずだが76年卒になっており、卒業年度すらつじつまが合わない。カイロ時代での小池氏の生活状況は、ベストセラーの「女帝 小池百合子」を読めば明瞭にわかるが、首席どころか卒業など大嘘だろう。
(※)ちなみに、口語と文語が違うというのが分かりにくいかもしれないが、日本も明治期の言文一致運動がなければ同じ状態だった。商法が現代語化される前は商法第1条は「商事ニ関シ本法ニ規定ナキモノニ付テハ商慣習法ヲ適用シ商慣習法ナキトキハ民法ヲ適用ス」だった。相当読みにくいだろう。口語ができても文語ができるとは限らないというのはそういうことだ。ちなみに、身近な民法も2005年までは文語だった。大学の試験の答案も同じような仮名交じりだったらネイティブでもどれだけ大変か想像してほしい。アラビア語の文語と口語の違いはさらに複雑といえば想像がつくだろう。
「女帝 小池百合子」は素晴らしい一冊なのでぜひ一読されたい。これが首都東京のトップなのかと声を失うだろう。こんな女性を選んだのは他でもない都民である。不遇な家庭環境と大ホラ吹きの父親のもと、顔のアザというコンプレックスをかかえて育ち、そんな中で虚言を弄し、虚飾の経歴をまとって出世の階段を駆け上がってきた”嘘つき女”の人生が鮮やかに描かれる。
細川、小沢、小泉、安倍、舛添、石原など政界有力者への接近、裏切り、復讐は読みごたえがある。小池は常に人を社会的地位や利用価値で値踏みして、利用するだけ利用すると、あとは裏切ってポイ捨てし、逆恨みで復讐する。無実の人をやり玉に挙げて悪役に仕立て上げて成敗する構図を描く。彼女に人生を狂わせられた人は数多い。人望は皆無で側近にはろくな人がおらず、実際、小池が率いた都民ファーストも離反者が続出した。最初の小池氏の境遇は同情すべきだが、大ホラ吹きの父親の片棒を担ぐようになったあたりで同情の念は消え失せ、アスベスト被害者や拉致被害者家族への仕打ちや、築地の豊洲移転混乱での裏切りなどで怒りが沸き上がる。小池は常にスポットライトを求めて、周囲の人を利用することしか考えていない。サイコパスといっても過言ではない印象を受ける。
阪神淡路大震災の直度に地元の女性たちが陳情に行くと、小池はテキトーに聞き流し「マニキュア、塗り終わったから帰ってくれます?選挙区変わったし」 と言って被災者を追い出した。他にも、北朝鮮拉致被害者家族の肩に手を回しながら、涙を拭った小池だが、取材陣が引き揚げると、「バッグがない」と騒ぎ始め、見つかると、家族がいる前で「あったー、私のバッグ。拉致されたかと思った」と言ってのける。被害者はメディア映りが良いが、それだけで彼女は本当に助けたいなどとは思っていない。小池はメディアの前で涙を流すが間違いなく演技だ。女が涙を流せば同情を買えると本能的に知っているのだ。
こんな女性を都知事に選んでしまったが、しかし、これが、民主主義だ。前回の公約はほとんど果たされていない。中国寄りの二階に擦り寄って、都の防護服を中国に送ってしまう失策をしていたが覚えているだろうか。小池は都の貯金を1兆近く使ったのでほとんど残っていない。第二波が起きてももはや補償はできない。五輪が延期されて追加費用が数千億かかった場合、都債を発行して借金するしかない。負担は次世代に先送りだ。
おそらく小池百合子は機を見て二階のつてて国政復帰を狙っているのだろう。選挙には滅法強いから自民も無視できない。一度、自民・国政に戻れば初の女性首相も夢ではない。しかし、彼女の命運はエジプトに握られている。エジプトが小池に愛想を尽かして卒業は間違いだと声明を発表すれば小池は失職だ。国のトップが学歴詐称で失職となれば、国際的な笑いものになる。そうならないためには小池はエジプトを援助し続けなければならない。外国の軍事政権に政治生命を握られた政治家が日本国民のためだけに尽くしてくれるのだろうか。甚だ疑問だ。