世界3大音楽コンクールの1つ「エリザベート王妃国際音楽コンクール」のピアノ部門で、滋賀県出身の久末航さんが2位に、愛知県出身の亀井聖矢さんが5位に選ばれました。- NHK
エリザベート王妃国際コンクール、ファイナルに日本から4名進出!の記事でエリザベート王妃国際コンクールについて書いて、個人的に注目していたのだが、2名が入賞となったようだ。喜ばしいことだ。忙しくて演奏は観れていないが、時間が空いたら観たいと思う。
久末航さんが2位に入賞しているが、日本人としては1987年に第2位の若林顕さんと同じく日本人として最高位である。ロンティボーのピアノ部門優勝者の亀井聖矢さんは5位に入賞。ちなみに、仲道郁代さんもエリザベートでは第5位だった。前回のエリザベートコンクールでは第4位に務川慧悟さん、第4位に阪田知樹さんが入賞しており、2大会連続で2名の日本人入賞者を輩出することとなり、喜ばしいことだ。
ただファイナリストだった桑原志織さんと、吉見友貴さんは、第6位内の入賞を逃し残念だった。桑原志織さんの貫禄ある演奏や、吉見友貴さんの繊細で内省的な演奏は個人的には好きだったが、日本人から4人も入賞させられないなどの事情もあったのだろうと思うし、他のファイナリストの演奏も見事であり、相対的にこのような結果になったのだと思う。
ただコンクールは水物であり、コンクールの審査員の評価にすぎない。審査員が変われば結果も変わる。入賞に漏れても観客が演奏者を育てればいいのだ。イーヴォ・ポゴレリチはショパンコンクールで途中で敗退したからこそ逆に有名になった。ユジャワン、ランラン、キーシン、ファジル・サイなどのコンサートピアニストは別に国際的な有力コンクールの入賞歴はない。
エリザベートコンクールではファイナリストの時点で入賞の称号は与えられるので、国際的な活動の箔としては十分だろうと思う。上位入賞者についても、第6位内の入賞を惜しくも逃した方についても今後の活躍をご祈念申し上げる。
