ちょっと用があって、エドモントンにある Transport Canada に行ってきました。




このビルの中にあります。この色柄から Pink Palace と言われています。

今まで、観光フライトや撮影フライトで上空から見たことは何度もあったのですが、実際に入ったのは始めてでした。

このニックネームどうりとても立派な施設でした。


ちなみに、何かやらかして叱られに行ったわけではないのでご安心を !


ずいぶん前になるのですが、私がいるホームベースの空港に MAYDAY radio call をしながらアプローチする飛行機がありました。
無事 Runway に着陸し、うちの会社のスタッフがエプロンまで towing してあげました。

その時の飛行機の写真がこちら ↓



たしか、Piper Warrier だったかな。車輪の回りに漏れたエンジンオイルの水溜まりが見えます。

そのパイロットの話によると、空港から3 nm 離れた所を飛行中 突然 エンジンから物凄い振動が起き、フライトの継続は不可能と判断。エンジンのパワーを最小限に絞り滑走路に向かい最短距離で飛行。ショートファイナル で車輪とフラップを出し、エンジンをカットして無事着陸したそうです。

メカニックがエンジンを見てみると、エンジンシリンダーにひび割れが起きて強烈な振動を発生させ、大量のエンジンオイルが漏れたようです。

この機にあるような ターボチャジャー を備えたエンジンの扱いには注意が必要です。
エンジンは金属でできているので、急激な温度変化 (低温から高温 又はその反対) を与えると金属疲労によりひび割れが生じ易くなります。

また、エンジンが異常なほど高温になってもひび割れが起きます。理由はシリンダーとシリンダーヘッドは違う種類の部材でできているので膨張率が違うのでクリアランスが無くなり破壊されます。

なので、エンジン始動後は 1000 rpm 位で充分エンジンを暖めた後、 Engine Run Up (エンジンチェック) を行います。

飛行中は EGT (exhaust gas temperature) や CHT (cylinder head temp gauge) をこまめにチェックしてエンジン温度が最適になるよう、ミクスチャー 、カウルフラップ及びスロットルを適切に使用し温度調節をします。

また、巡航高度から降下を開始する時はスロットル (パワー)を少しずつ引きます。
このパワー減少させる方法は人によって違います。今まで、いろんな人から聞いた方法で良いなと思ったのは、

3 inc (manifold pressure) 減少し降下開始、 3 - 4 分待ってエンジンが少し冷却した後 更に 3 inc 減少、この手順を繰り返す方法で Shock cooling を防ぎます。

ちなみに、この方法だとノーマルエンジンの様な降下率の高い降下パスを飛べませんので、到着の20分ぐらい前から降下を開始します。

また、水上機もエンジン温度が高温になり易く 取り扱いに注意が必要です。
大きいフロートが付いているので重量が増え、更に空気抵抗が生じます。ハイパワーで飛んでいるのにスピードが遅く、充分な空気による冷却ができずエンジンが超高温となり故障の原因となります。



ハイパフォーマンス飛行機を飛ばすのは大変ですね。豊富な知識と経験が無いとトラブルを誘発し事故の原因となってしまいます。また、高いコストもかかります。


話が長くなりましたが、最後まで読んでいただいてありがとうございました。

Have a nice day everyone !!!

ちょっと前にバンクーバー空港の管制官と話をする機会がありました。

いろいろと面白い話が聞けたり、日頃から疑問に思っていることなどが聞けてとても有意義でした。

 

 

その中で、最近カナダの管制官が所属している NAV CANADA という組織からパイロット向けに無線交信の参考書が Web で公開されたそうです。

VFR PHRASEOLGY/NAV CANADA ここです。

 

さっそく覗いて見てみました。 通常の交信からイレギュラー時の交信例、そして、管制官から言われた場合にどのように行動したらよいかが細かく書かれていて生徒さんにはとても分かりやすいものに仕上がっていました。 もちろん、管制官と交信するコントロールゾーンからパイロット同士で交信するアンコントロールエリアまで広く紹介されていますので、しっかり予習しておけば戸惑うことも少なくなると思います。

もちろん、カナダ以外でも共通することが多いので、これからフライトレッスンをする方、今勉強をしている方にも役に立つと思います。

 

自分が生徒だった頃はこのような教科書がなかったので、時間がある時は空港に行って受信機を片手にずっと航空無線を録音しながら聞いて、後で何度も聞き直してノートに書き写し、口に出して練習してました。

カナダは昔から海外からの航空留学生が多く (最近は中国と南米) 安全と円滑に運行できるようにするためにこの参考書が作られたようです。

 

ちなみに IFR 無線交信は今年の冬頃に公表されるそうです。

 

 

 

Have a nice Flight !!!