今年のバンクーバーの冬の天気は晴れが多くて快適な生活だったのですが、3月に入り雨が多くなってきました。
フライトインストラクターの更新試験を受けようと思い、練習のため飛行機の予約を入れているのですが、3回連続悪天候によりキャンセルです。(  ̄っ ̄)
約一か月前に飛行機のレンタルをするために、チェックフライトをしました。約一年ぶりのフライトでかなり緊張しましたが、体はしっかりと覚えているもので、結果はまあまあの出来でした。よって無事チェックアウトは終了となりました。
そのフライト中のことです。
離陸後、Normal Climb Speed で上昇中 インストラクターが「 Best Rate of Climb Speed で上昇して」 と言うので指示どうりのスピードに変更しました。
離陸直後の Climb Speed には 3種類あり、
1. Best Angle of Climb Speed
Runway の延長線上に障害物があり、それを乗り越える場合などに使用され、水平距離に対して高い高度を得られるスピード。つまり、急角度で上昇できる。
2. Best Rate of Climb Speed
時間的に早く高い高度を得られるスピード。早く巡航高度に達したい時に使用。
3. Normal Climb Speed
通常の状態で離陸上昇時に使用するスピード。
それぞれ、その時のフライトの状況によって使い分けます。
が、ほとんどのインストラクターが空港からの離陸時にあまり状況を考慮せずBest Rate of Climb Speed を勧めているように思います。
私が生徒さんに教えていたのは、
例えば、Normal Clmb Speed の場合。
トラフィックが多く他機の位置を把握しないとニアミスの可能性のある時は、前方の視界がよく見える Normal Climb Speed を選択する。
また、無線機を持っていない飛行機が離発着できる空港では、Normal Climb Speed を使用し前方の監視をしっかり確保しながら上昇する。などと教えていました。
Best Rate of Climb Speed の場合。
上記の理由の他に、
空港の周りにエンジントラブルなどで緊急着陸ができる開けた場所がない場合。例えば、市街地、山林あるいは海・湖に囲まれた空港などから離陸上昇する時は、少しでも早く高い高度を得ていれば、万が一エンジンが止まっても、180°ターンして滑走路に戻ることができる可能性が高まる。と教えていました。
ただし、180°Turn してRunway に戻れるには対地高度 500 ft は必要です。
以前、他の国でライセンスを取得しカナダのライセンスに書き換える生徒さんをよく受け持っていて、訓練中、なぜこの速度で上昇しているのか理由を聞いても明確な回答ができる生徒さんが余りいなかったのを思い出したので、今日ブログに書いてみました。
状況に応じて適切なフライトができるパイロットになれたらいいですね。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
Have a wonderful day !!!

