■「死んでもハイカラなじいちゃん」
599 :本当にあった怖い名無し :2005/05/18(水) 21:20:54 ID:Vm2Do4nhO
数年前に癌で亡くなったじいちゃん。
随分可愛がられてはいたけど、自分が遠くで暮らしていたから、なかなか会えずにいた。 癌が見つかって、余命三か月と言われ。
急いで見舞いに帰省した。
一族のなかで一番頼りなくて、いつも心配かけていた私。激ヤセしたじいちゃんに、今はこんな仕事してるんだよ、頑張ってるよ と報告した。
「そうか~もう心配いらんなぁ」 と、じいちゃんにこにこ。
自宅に戻って1週間
じいちゃんは亡くなった。
1年後、じいちゃんの夢を見た。
クルーザーのデッキで、ワイン片手に女の子はべらせて
ご機嫌なじいちゃんΣ( ̄□ ̄;)
「じいちゃん、なんや元気そうやなー」
「おお、ワシ元気に死んどるでえ!」
生前からハイカラで旅行好きで、女にモテてたから
死んでも変わらないんだね。
家族に言ったら、それは間違いなくじいちゃんだ
あんたを気にして見に来たんだねえ
と。
初盆も近い日の話。
人間は他界すると、まず幽界に行きます。幽界は地上とそっくりな世界で、霊界に徐々に馴染んでいくためのテスト環境的な場所です。
幽界に慣れた他界者は、次のステップとして霊界に移動します。霊界は他界した霊が仕事や学習をしたりして色々活動する、本来戻っていくべき最終地点です。
ということで、他界者はまず地上に似た幽界から生活を始めます。ここでは地上で物質欲が満たされなかった他界者は、想念で欲しい物を創り出して欲求不満を解消します。
地上で満たされなかった欲求を解消した他界者は、望めば何でもかなう環境にやがて飽きが来ます。そして仕事や他者への奉仕を望むようになり、自発的に上層界の霊界へと移動していきます。
この祖父の霊は、幽界でもまだ低界層の方に滞在していると思われます。夢が正夢だとすると、彼は欲しい物をこしらえて、幽界の生活を楽しんでいる最中なのでしょう。(^_^;)
クルーザーや女の子など、幽界・霊界では人や物も思念から作り上げることが可能です。それらが必要なくなると、やがて自動的に消失します。
幽界でも上層へ行くと、このような遊び事に飽きた霊が集まってきて、やがて上界層の霊界へ移動するようになります。