【映画 / DVD】 「雷撃隊出動」 【後編】 | 太平洋戦争史と心霊世界

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海軍を中心とした15年戦争史、自衛隊、霊界通信『シルバーバーチの霊訓』、
自身の病気(炎症性乳がん)について書いています。


 映画には空母が時折登場しますが、これには空母「鳳翔」(ほうしょう)「瑞鶴」(ずいかく)が使われました。空母の外観は瑞鶴、内部は恐らく機密ということで古い鳳翔内部で撮影されたようです。


雷撃隊出動1  空母から飛び立った飛行機より。これは瑞鶴

 

日本には現在正規空母は無いですが、海上自衛隊のヘリ搭載護衛艦などに技術が生かされているのでしょうか。


雷撃隊出動2  遠ざかる瑞鶴。後方に駆逐艦か何かが追従しています。

 

 映画は昭和1912月に公開されましたが、この時すでに瑞鶴は、同年10月のレイテ沖海戦で米軍の攻撃を受け沈没していました。公開時にはこの世に存在しない、幻の空母というのも悲しいです。



雷撃隊出動3  鳳翔と思われる空母内部。士官室のように見えます。背後に明り取りの窓。


雷撃隊出動4  通路にある艦内神社で一礼する飛行士。奥にはラッタル。


雷撃隊出動5  空母の上甲板通路でしょうか。

 

 

 前線での娯楽の場面が幾つか出てきました。


雷撃隊出動6  トランプ(カード)でブリッジをしている最中。確か麻雀は禁止されていたと思います。


雷撃隊出動7  散髪をしている人(左)の後方で野球をしています。

 

「ストライク」と平気で言っていますが、海軍では敵性用語は気にしなかったのかもしれません。

 

反対に陸軍映画「加藤隼戦闘隊」では、加藤隊長が「チャンス」と適性用語をうっかり使ったため、部下から「罰金だ」とからかわれています。


雷撃隊出動8  小さくて見えにくいですが囲碁の最中。


雷撃隊出動9  内地からの慰問映画。途中で空襲になり中断してしまいます。 

 

 今のようにテレビ、インターネットなどない時代なので、時間を持て余して困ったことも多かったのかもしれませんね。