
シルバーバーチなど高級霊の語った霊界通信をもとに、死んだらどうなるのかを解説しています。
現在は、人間が死んで霊界入りしてから行く最終目的地、「霊界」での生活について掲載しています。
「霊界での生活」、7回目は霊界ではどう移動するのか、また霊界でも色々な研究・勉強が可能であるということをご紹介します。
■移動の仕方
(赤字はシルバーバーチの言葉)
――霊界の人たちも行動範囲に限界があるのでしょうか。それとも自由に宇宙を駆けめぐることができるのでしょうか。旅行もできるのでしょうか。探検もできるのでしょうか。
「もちろん出来ます。ただし、それが出来るだけの資格を手にすればのことです。霊格の問題です。そこに目的意思と言うものが無くてはなりません」
(遊び半分、面白半分の宇宙旅行や探検は許されないということ――訳者)
【解説】霊界では目的地を念じれば、一瞬にしてその場所へ移動できます。そのため地上世界のような交通機関や車は必要ありません。
ただしその行動範囲については、霊格により制限を受けます。霊格が高ければ高いほど、広範な行動範囲を持てることになります。
■連絡方法
「霊界へ来てからの精神と霊のすることは範囲が広く際限がありません。
教養(文化)的なものもあれば教育的なこともあり、一つ一つにれっきとした目的があり、物質界への働きかけもあり、やりたいだけ存分にそれに携わることができます」
「でも、こういう問題が生じませんか――もしも地上のような時間がないとすると、これから先の予定はどうやって立てるかということです」
「私が誰れかと会う約束をしたい時などのことでしょうか。そんな時は思念を送って都合が良ければ会うということになります。手紙での連絡はありません」
【解説】このシルバーバーチの交霊会のあった時代はインターネットがなく、通信手段は手紙でした。従って「(霊界では)手紙での連絡はありません」とシルバーバーチは当時の世相に合わせ答えています。
霊界で誰かとアポイントメントを取る、又は会合を開く場合はお互いに直接思念を送り、都合の良し悪しを確認します。
そのため地上のような手紙、メール、電話などの通信手段は必要ないことになります。
■習い事
――霊界でピアノを習いたい時はやはり練習が必要なのでしょうか。
「もちろんです。何もしないで身につくものはありません。霊界には各自の才能に応じて指導してくださる立派な先生が大勢います。
地上において経済的理由や社会的環境のために発揮できなかった才能を持つ新参者は、霊界へ来てから驚くほど素晴らしい機会を与えられることがよくあります。
霊界では、何ものにも束縛されることなくそれを最高度に発揮することができます」
【解説】霊界でも地上と同様に、音楽、絵画など自分の才能・能力を向上させたいのなら、やはり練習に励むなど、努力が必要となります。霊界でも魔法のように突然、素晴らしい音楽が突然演奏できるようになる、などという虫のよい話はありません。
ただし意欲さえあれば、地上のように経済的な憂慮もなく、無料で一流の指導者に付いて無限に学ぶことが可能となります。
『シルバーバーチの霊訓』(8)、四章 質問に答える(二)―死後の生活―
『シルバーバーチの霊訓』(2)、九章 この世、そしてあの世
『シルバーバーチの霊訓』(10)、五章 死んだ後、どうなるのか
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