
前から行こうと思っていたのですが、市ヶ谷台の防衛省ツアーに参加してきました。

防衛省見学には午前中と午後のツアーがあり、私は午後の方へ参加しました。
午前中は屋上ヘリポートとメモリアルゾーン見学、午後は広報展示室と東儀仗広場と言うように、ツアーは午前・午後で見学内容が一部違っています。
ツアー担当の陸自のガイドさん。ユーモアもあって非常に楽しいガイドをしていただきました。ベテランならではの素晴らしい解説です。
この日の午後のツアーは参加者70人!前日は100人だったということなので、今日の方がまだ余裕でしたね。
ここは戦時中に大本営陸軍部、陸軍省、参謀本部が置かれていた場所であり、昭和21年5月には極東国際軍事裁判の法廷として使用されました。防衛省がここ市ヶ谷に移転したのは平成12年、まだ防衛庁の頃でした。
A棟は防衛大臣を補佐する内部部局や陸海空幕僚幹部など、防衛の中枢機関に勤める職員で占められています。
しかし都心のど真ん中ですが、画像通り余裕のスペース!ガイドさんは確か防衛省は東京ドーム4個分の広さと言っていたような・・・。戦後の官公庁では最大規模だそうです。
ガイドさんが「小野寺防衛大臣が乗っています!」と言うので見ると、ちょうど公用車が通りかかりました。多分前方の車だと思いますが。
市ヶ谷記念館にやってきました。この建物は陸軍参謀本部、極東国際軍事裁判に使われ、作家の三島由紀夫が自殺した場所でもあります。
が、建物自体は実は庁舎A棟にあった1号館を取り壊して、ここに移築・復元したものです。
左に展示品があって、中央にはビデオを見るための教会みたいな椅子が並んでいます。画像は見やすいよう明るく調節してありますが、実際はカーテンが閉められかなり暗い。
天井のライトは極東軍事裁判の際に、GHQ側から「どこへ立っても影が落ちないようにしろ」との命令で設置されたもの。
裁判当時はこれにプラスして色々なライトが持ち込まれ、「殺人光線」と言われたそうです。
欧米人は光が強いと目が眩みやすいようです。日本の室内光は明る過ぎて苦痛だと聞いたこともあります。確かに向こうの住宅の室内では、灯りを日本以上に相当暗くしてありますからね。
市ヶ谷記念館、次回に続きます。