海軍用語 「ギンバイ」ほか | 太平洋戦争史と心霊世界

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海軍を中心とした15年戦争史、自衛隊、霊界通信『シルバーバーチの霊訓』、
自身の病気(炎症性乳がん)について書いています。

 
 映画「ミッドウェー」   


海軍では日常用語でも独特な言葉を使用していました。その一部をご紹介します。

 

 

洋手:タオル。

 

 

和手

  手ぬぐい。軍艦の模様などのついた和手が使用されていました。
 

 

 

ギンバイ(銀蠅)

  「ギンバエ」と言うこともあるようです。食べ物にたかる蠅のように、正々堂々と食べ物をかっぱらうことです。

 

 新兵は下士官の食事の面倒を何かと見なくてはなりませんが、時には惣菜に醤油が欲しいだの、味噌をくれだのわがままを言われます。

 

上官の命令は絶対なので、こうして新参兵は炊飯兵に調味料をもらう交渉に行くのですが、炊事班では余計なものは出しません。仕方が無いのでスキをみてかっぱらってくるわけです。


食事2

 

 

お茶をひく

  進級(昇進)もれになること。ちなみに兵の進級はただの「進級」と呼びますが、下士官以上になると進級することを「任官」と言いました。

 

 

コンパ

  これは異性との出会いを求める会合ではなく
、仲良しという意味で用います。

 

 「お前と主計倉庫長とコンパだったなあ、今晩一杯やるんで、鮭缶を5つほど欲しいんだ、何とかならんかなあ」


海軍用語  
 

 

MMK:「モテてモテて困る」の略。

FFK:「フラれてフラれて困る」の略です。あなたはどっち?(^_^;)

 

 

ラッタル

  甲板と甲板の間をつなぐ手すり付きの階段で、ドイツ語の
Leiterか英語のladder(はしご)が訛ったものと言われています。

 

ラッタルは実際に見るとかなり急こう配で、一人がやっと通れるくらい幅が狭いです。



ラッタル 

戦艦「三笠」の上甲板にあるラッタル