中韓連携の対日圧力、いつまで続く? 【佐藤 優 】 | 太平洋戦争史と心霊世界

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自身の病気(炎症性乳がん)について書いています。


慰安婦像 


 元外交官で作家の佐藤優氏の解説です。昨今の中韓の日本に対する慰安婦問題や強制連行提訴などが、なぜ起きるのかがテーマです。

  今回はイマイチ歯切れが悪いですが、それだけ日本は今難しい情勢の上に乗っているという事なのだと私は解釈しました。

 

 

■佐藤 優 《中国、戦時中の強制連行でまた提訴。中韓の対日圧力いつまで続く?》日本の対応は?2014/04/03

http://www.youtube.com/watch?v=hFJY5nGuPaM


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【ニュース】中国、戦時中の強制連行でまた提訴。韓国の原告と集会も開催。中韓連携の対日圧力、いつまで続く?

 

アナウンサー:またもや、強制連行で三菱マテリアルを相手取って38億円の損害賠償を求めて、裁判所に訴状を出したという。佐藤さん、中国と韓国がですねえ、タッグ組んで、日本に対して日本いじめと言っていいかどうか知りませんけど・・・。

 

佐藤:いや、これいじめの段階に入っていますね。

 

アナウンサー:これは背景はどういうことになっているんでしょうか?


ウクライナデモ 

 

佐藤:大きく言うとね、今回のウクライナと関係してるんです。国際社会のゲームのルールが、条約の約束事で国家間でこれは解決ですよって言ったって、いや、約束を守るかどうかは別の話だと。「おめえ弱くなってきたな、ならば言わしてもらう」、こういう感じになっている。

 

これは、残念ながら負けます。そして、日本は最後まで抵抗するべきですね。抵抗したら最後は、関係の会社の持っている資産が韓国なり中国なりで一部接収される。それで「あーっ、気持ちよかった!」と、韓国人中国人思うんですね。それで終わりです。で、勝手にそう思わしとけばいいでしょう。

 

アナウンサー:それで、海外へ出ている韓国人・中国人、非常に数が多くて、例えば色んなところで性奴隷問題、慰安婦の問題だとか、色んな議会で決議がなされたりとか、なんで日本の国は手をくわえて見ているんですか?

 

佐藤:いや、手をくわえて見ているんじゃなくて、やれるだけの事やってるんですけども、負けてるんです。要するに我ら弱くなってる。

 

私はこの種の問題、もう対処療法じゃ無理だと思う。特にリスナーの子供さん、お孫さん世代に、今悔しい思いをしてるんだってことを、きちんと伝えて、強くなれよと、我々の世代よりもと。これは日本が強くなる意外に解決法はない。

 

この間の鯨もそうですよね、捕鯨の全面禁止も。どんなに今まで通りの理屈を立て理を尽くしても、ねじ伏せられる。それはどういうことかと言ったら、弱くなってるから、日本が。


安倍政権 

 

アナウンサー:だってね、嘘がまかり通っているわけですよ、世界中に。嘘がまかり通って、悔しいじゃないですか。

 

佐藤:国際社会ってそんなもんですよ。だから悔しかったら唯一の方法は、強くなる事です。で、裏返すと世界中のほとんどの国っていうのは悔しい思いをしながら生きているわけですね。

 

今まで我々高度経済成長を持っていて、世界第2位で冷戦構造の中でアメリカとガチッとくっ付いていた。その中だから悔しい思いはあまりしないで済む数少ない国だったってことです。

 

これからますます悔しい思いをするようになると思うんですけど、これが国際社会の大多数の国のあり方だっていうんですよ。これ完全に日本舐められている。

 

本当はだから、韓国・中国ごときはねじり返す必要があるんですけども、となると現実的なカードは、ロシアなんですよ。ところがロシアと関係を踏み込むことは、今の政権にはできないでしょ?

 

アナウンサー:安倍さんが安倍外交を独自に展開して、プーチンさんとも5回も会ったとか、それからトルコにも23回行きましたよね。

 

この布石は中国・韓国ものともしないで、安倍外交でガッチリ抑えていくんだと、いい所に石打ったつもりが全体像が見えてきたら、おい、日本負けてるじゃんみたいな、そういう図式に変っちゃってるんですよね。これどうですか?


オバマ大統領 

 

佐藤:途中でゲーム変わっちゃったんですね。囲碁やってると思ったら途中でオセロになっちゃった。

 挟まれてる、色変りますって言って、こっちは黒打ってたはずなのに、知らないうちに白になってると。「どうなったんだ?」「いや、ゲーム変わったんだ」と。ゲームのルールが変わっているんです。

 

アナウンサー:今なんかね、オバマさん来るのわかってますけど、アメリカと上手くやらなきゃいかんのだけれど、なんとなくすきま風、吹いてますよね?

 

佐藤:「すきま風吹いていました」というのは集団的自衛権を今度認めるっていう事ですけども、じゃウクライナが戦争になった時に、ウクライナへ出ていくの?と。

 そしたら、北方領土で日本の漁船全部拿捕されるし、接近したら撃ち殺されますよ。そこまでの腹くくってるの?と。

 

当然くくってないから、陸上ではやらないわけですよね。そうすると一番今アメリカがやってほしいところの、ウクライナ問題に関しては協力しませんよと言ってるのと同様でしょ?だから中途半端なんですよ、どっちと組むか。

 

私はね、もう少し中途半端にして、悪い言い方だけれども、阿呆の振りしたらいいと思う。

 「ウクライナ情勢は複雑怪奇でよく分かりませ~ん」とか、「ええっ!?、戦時賠償ですか?」とか、「それよく分かんないですよ、全部終わってんじゃないですか」と。少しね、間抜けた振りをしていたほうがいいと思いますよ。

 

アナウンサー:すごい奥の手ですね。(笑)