先週末は陸上自衛隊・習志野駐屯地の創立記念行事に出かけようと思ったのですが、前日は土浦駐屯地へ行って疲れたので、現地へ到着したのは午後になってしまいました。
やっと着いた、習志野駐屯地の入口。でも自衛隊イベントは既に終わっています。 仕方がないので資料館だけ見学するのです。駐屯地内もご紹介します。
こちらの桜は土浦(茨城県)と違って、既に葉が伸びていました。
ここは習志野駐屯地と言いますが、千葉県習志野市ではなく船橋市にあるんですよね。どおりで街にふなっしーの看板が目立つ・・・。 この辺一帯は、明治時代から習志野という地域だったそうです。
「第1空挺団」とあります。習志野は日本唯一の空挺団(落下傘部隊)の駐屯地です。だから「第1」と記されていますが、「第2空挺団」はありません。
「空挺館」という名前ですが、演習所で天皇や皇族が馬術を見るために建てられた建物です。明治の建設当時は「御馬見所」(ごばけんじょ)とされていました。
空挺館(旧御馬見所)入口。土足禁止なのでスリッパを履きます。
もともと習志野は明治時代から騎兵連隊が駐在しており、戦前は「騎兵の町」でした。戦後陸上自衛隊となってから空挺団の駐屯地となりました。
2階建て。人波が途切れた時に撮影しましたが、結構混雑していました。
空挺館は1911(明治44)年、明治の終わりに建てられましたが、晩年の明治天皇の体力に合わせた建築設計をしたそうです。だから階段も傾斜が緩いのでしょうね。
ここから陸軍習志野演習場での馬術訓練が見られる展望室となっていました。椅子は最寄りの津田沼駅で皇族が当時使用していたものです。バルコニー内は立ち入り禁止。
↓↓↓
左は騎馬連隊の軍旗(騎兵第十四連隊)と騎兵隊写真。
軍旗とても綺麗ですが複製?陸軍軍旗は、普通ボロボロになって形をとどめなくなるまで使い倒しますから。
閑散としているのはバルコニーだけで、あとのスペースは展示品で埋まっています。
「日本騎兵の父」と呼ばれた、秋山好古(よしふる)陸軍大将の展示に力が入っていました。
もう一人、ロサンジェルス・オリンピックの乗馬で金メダリストになった西竹一大佐にもスペースを割いています。
ウラヌス号で愛車のフォードを飛び越えるバロン西・騎兵少尉。のち騎兵から戦車隊の連隊長に転科。硫黄島で戦死。
空挺館では騎兵隊時代と空挺団の展示物が保存されています。後編に続きます。