クリスマス・イルミネーション 2013年(1) | 太平洋戦争史と心霊世界

太平洋戦争史と心霊世界

海軍を中心とした15年戦争史、自衛隊、霊界通信『シルバーバーチの霊訓』、
自身の病気(炎症性乳がん)について書いています。


 東京都内のクリスマスのイルミネーションを、句とともにご紹介します。



ゲート 

天空より オレンジ火玉 流れ星 

 

母と見しいつかの 冬空を想ふ

 

プリンさんより拝借: http://ameblo.jp/baldpudding/


気球 


師走病院 囚われの母 峠も越えて

 

今までの誰より 愛しいと思う

 

プリンさん



東京交通会館 

途中にて ふと気が変り つとめ先を 

 

休みて今日も 河岸(かし)をさまよへり

 

石川啄木(以降も)



ピラミッド 

いと暗き 穴に心を 吸はれゆく 

 

ごとく思ひて つかれて眠る



ツリー 


曠野(あれの)より 帰るごとくに 帰り来(き)ぬ 

 

東京の夜(よ)を ひとりあゆみて



ツリー 

新しき 本を買ひ来て 読む夜半(よは)の 

 

そのたのしさも 長くわすれぬ


船 


何がなしに 頭のなかに 崖(がけ)ありて 

 

日毎(ひごと)に土の くづるるごとし



緑のイルミネーション 

こころよき 疲れなるかな 息もつかず 

 

仕事をしたる 後(のち)のこの疲れ



青いボール 

打明けて 語りて何か 損をせし 

 

ごとく思ひて 友とわかれぬ



動物 

いつも子を うるさきものに 思ひゐし 

 

間(あひだ)にその子 五歳になれり