
少し遅くなってしまいましたが、11月11日はRemembrance Day(リメンブランス・デイ)と呼ばれるカナダでの戦没軍人追悼の日でした。
この日ネットを見たら、その特集が色々載っていましたので、記事として3回に分けて取り上げてみたいと思います。

何故カナダなのかですが、私が以前居住していたことがあるためです。戦没軍人の追悼はカナダだけでなく、イギリス・オーストラリア・ニュージーランドなど、世界的に同じ日に行われるようです。

この日は戦没者を悼んで、上のような赤いポピー(けし)の模造花を服に付けます。カナダでは幾つかの州(プロビンス)を除いて11月11日は祝日となっています。
11月11日は第一次大戦が終了した日だったため、この日が戦死者を追悼する日と定められました。日本で言えば、8月15日の終戦記念日のような日です。

テレビのニュースキャスターがポピーの模造花を胸に付けています。
ちょうど日本の赤い羽根募金に似ていますね。既にあちらでは雪が舞っていると思いますが、室内でガンガン暖房を焚いているので半袖です。さすが資源大国 ∑(゚Д゚)
日本の捕虜収容所に収容されていたカナダ人捕虜の写真が載っていました。

「ここでの写真は、香港の戦い(1941年12月)での生存者たち。日本の大橋捕虜収容所に収容されていた。1945年9月15日、4年間の捕囚ののち解放された」
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捕虜の拡大写真。調べたところ、大橋収容所は岩手県釜石市にあったようです。
「戦後、日本人から押収したファイルから。ジョージ・マクドネル(No.7)。写真の日付は1943年7月7日、東京で」
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名札に日本語で「マックドーネル」と名字が書いてあります。
「ジョージ・マクドネルが収容された日本のカマイカにある大橋収容所。1945年9月15日、アメリカ海兵隊がこの収容所からカナダ人捕虜を救出した」
※「カマイカ」は恐らく釜石の間違いでしょう。
●「カナダの退役軍人は路上で暮らしていて、かつてはあなたの姉妹、又は祖父だったのかもしれない」
(ホームレスということでしょうか?)
●「彼ら(退役軍人)は隣家で芝生を刈っているその人なのかもしれない」
●「彼ら(退役軍人)は偉業を求められた普通のカナダ人である」
●「この戦没者追悼の日、ポピー(模造花)を買うか、サニーブルック退役軍人センターで国旗を立てて、退役軍人を称えよう」
カナダでは軍人に対して敬意が見られるところが、日本とは全然違いますよね。これは第二次大戦での戦勝国という理由もあるのかもしれません。
しかし戦前のような軍国主義に走ってもらっても困りますが、日本では自衛官(軍人)に対する態度が他国と比べ、あまりにもマイナス方向へ歪んでいるのではないでしょうか。
自衛官を軽蔑する、又は自衛隊は人殺しの集団と標榜すれば反戦になると思うのは、やはり思想的にもおかしいと思います。国防を担う必要な方たちなのですから、この点は他国を見習ってもう少し敬意を払うべきではないかと思います。
「私たちは忘れない」
ツイッターから。「すべての軍人に感謝。あなたがたは真の英雄です」
ツイッターから。「国のために戦った(戦っている)すべての方に大いなる敬意と感謝を。決して忘れない」