
こちらではシルバーバーチをはじめとする、高級霊が語った自然の摂理(この世の目に見えない法則)や、霊界(死後の世界)についてご紹介しています。
超能力はテレビ・雑誌等で興味本位に取り上げられることも多いですが、実は超能力にも心霊的法則(サイキック)、霊的法則(スピリチュアル)という2種類の違う法則が存在します。
(質問)
「インディアンには儀式のようなものをして、雨を降らせることができる人がいましたが、それには霊界の人はどのように関係しているのですか。何か関係があるのですか」
(以下、「」はシルバーバーチ)
「関係ありません。心霊的法則(サイキック)と霊的法則(スピリチュアル)とは少し違うのです。まったく同じではないのです。どちらにでも言いかえることができると思っている人がいますが、同じものではありません」
【解説】心霊的法則(サイキック)と霊的法則(スピリチュアル)は同じ法則ではなく、雨を降らせるような能力はサイキック能力に属します。
■心霊能力(サイキック)とは
★「この地上界の範囲だけの心霊的能力(サイキック)というのがあるのです。現に多くの人がそれを利用しております。五感の延長なのです。霊の世界とは何の関係もありません。物的法則とつながった心霊的法則ないし心霊的要素の範囲内の現象です」。
★「霊視能力者の場合を例にあげてみましょう。霊視がきくといわれている人でも、霊界のものは何も見えない人がたくさんいます。(日本語ではこれを透視能力という――訳者)この場合は心霊的な能力の一部にすぎません
ですから心霊的法則の支配をうけ心霊的な能力で見るだけで、その背後に霊界の人間とのつながりはありません。他界した人の姿も見えません。肉眼に見えない遠くの情景を見ることはできます。予知もできます。未来をのぞいたり過去の出来ごとを当てることもできます。
ですが、そうしたことが霊界とまったくつながっていないのです。生まれながらに具わっている純粋に心霊的(サイキック)な能力なのです」。
★「インドにはヨガの修行者ですごいのがいます。それでも霊界とは何のつながりもありません。彼らが霊の姿を見たら、たまげることでしょう」。
【解説】心霊能力(サイキック)は 人間がもともと潜在的に持っており、霊界とは何らつながりのない能力です。
これらには透視、念力、未来予知、サイコメトリー、ヒーリングなどがあり、特に動物は日常的にこの能力を発揮していると言われています。人間がこの能力を発揮する場合は超能力者と呼ばれます。
■霊能力(スピリチュアル)とは
★「霊媒現象というのは霊的(スピリチュアル)なものと心霊的(サイキック)なものとの組み合わせです。その融合作用で霊界通信が行われるのです。霊界と交信する能力は霊媒のもつ心霊的能力(サイキック)だけで行われるのではありません。支配霊ないしは指導霊との協力によって行われるのです」。
★「心霊的能力(サイキック)のすべてが開発されても、それが高級霊の指導をうけてスピリチュアルな目的のために使用されるようになるまでは、それは霊的能力(スピリチュアル)とは言えないのです。(中略)
身体には生まれつきあらゆる心霊能力(サイキック)が潜在していますが、それが開発され、しかも霊界の力と融合した時はじめてスピリチュアルと言えるものになるのです」。
【解説】霊能力(スピリチュアル)は、人間誰もが潜在的に持っている心霊能力(サイキック)にプラスして、霊界の霊が働きかけて発揮される能力です。
この場合、純粋な心霊能力(サイキック)だけ使用する場合に発揮される念力は、「テレキネシス」と呼ばれ、念力よりさらにパワーアップしたものになります。サイキックの透視は、スピリチュアル能力では霊視になります。
ヒーリングもサイキック能力のみの場合よりレベルアップした、「スピリチュアルヒーリング」となります。霊媒現象はスピリチュアル能力を持っていないと発揮できません。未来予知もサイキック、霊界が関与するスピリチュアルの両方があります。
スピリチュアル能力は単なるサイキック能力よりさらに強力なものとなるのが特徴です。しかしスピリチュアルは本人の霊性レベルの問題も加味されます。
つまりスピリチュアル能力は、本人の霊性レベルが高いほど高度な能力が発揮されるため、ヒーリングにしても、能力の大きさよりも質が優先されると言われます。
『シルバーバーチの霊訓』(7)、8章 大きくなったルースとポール
キーワード:霊能力(スピリチュアル)、心霊能力(サイキック)、念力、テレキネシス、ヒーリング、サイコメトリー、未来予知、透視、霊視、霊媒現象