8月3日の「よこすか開国祭」のレポートは長くなりましたが、最後に見た艦艇、「しらせ」見学記です。
護衛艦「やまぎり」「てるづき」を見た後、別の場所に停泊していた「しらせ」へやって来ました。
幸いこの艦では上甲板だけでなく艦橋、生活区画も見学できました。
●砕氷艦「しらせ」(2代目)、AGB-5003
就役:2009年5月、排水量:12,650トン
最大速力:19ノット、乗組員:約175名
→ 速力はかなり遅いんですね。
●「しらせ」の任務
「『しらせ』は海上自衛隊に所属する自衛官で、南極地方観測を行う我が国唯一の砕氷艦であり、物資及び人員の輸送を任務とするほか、観測支援等を行っています」
上甲板に南極の石が展示されていました。近くで見ると石がキラキラ光っていましたが、水晶が混ざっているとのこと。ガーネットも混ざっていて所々赤い石が露出していました。
船尾の格納庫は護衛艦より大きいです。太平洋戦争中の重巡洋艦もこれと同じ規模だったから、重巡は随分大きかったのですね。
格納庫の中にあったペンギンの等身大の模型。
とても大きくて1m何十cmかありました。両側に立っているのは、普通の身長の女性で知らない人ですが、比較してどれだけペンギンが大きいかわかります。
格納庫で興味深い話をされていた方がいたので、しばらく聞き入っていました。階級章が二佐なので、もしかして艦の副長さん?
天皇の世界的な地位について話されていました。天皇は英語でエンペラーといいますが、この称号は世界の要人の中でも一番偉いのだそうです。現在世界で「エンペラー」の称号を持つのは日本の天皇陛下ただ一人だそうです。
次に偉いのがバチカンのローマ法王、3番目が王様(女王)、4番目が大統領、5番目が首相です。
だから例えば日本の天皇、ローマ法王、イギリスの女王が同席する時は、天皇陛下が一番上座に座るのだそうです。こんなの知りませんでした。∑(゚Д゚)
私は別に天皇陛下を極端に崇拝しているわけではないですが、知識として覚えておいて損はないと思いますので、関連情報のリンクを貼っておきます。
■天皇って世界で何番目にえらいの? (意外と知らない)
http://matome.naver.jp/odai/2133991699158769501
ついでに許可をいただき、徽章と防衛記念賞を撮らせていただきました。まだご紹介したことのないものを取り上げます。
●徽章:体力検定
体力検定で1級となった人が1年間付与されます。海上自衛隊は体力検定と泳力検定の2つがあって、両方1級だとゴールドバッジになります。
●防衛記念賞
防衛記念賞は陸海空で同じデザインでも、それぞれ微妙に受賞資格が違うそうで、以下の説明も参考程度に捉えてください。
第10号:「技術上優秀な発明考案をした者または業務改善を行ったことにより隊務運営に功績があったとして第4級賞詞を授与された者」
この方は5回以上授与されていますので、発明・改革の人なのでしょうか?
第32号:25年勤続者 通称「緑のたぬき」