
久しぶりに原発関連の記事ですが、最近の代替エネルギー事情をご紹介します。
■日韓で北東アジアをLNG取引の世界的ハブに 「アジアプレミアム」解消に有効な資源外交とは(前編)
http://diamond.jp/articles/-/38530
「日本の会社がこれまでシェールガス由来のLNG輸入に成功しなかった理由の一端は、まとめ買いをする能力に欠けていた点に求めることができる」。
「わが国の電力会社やガス会社は、シェールガス革命の本場であるアメリカのガス田やLNG基地に直接出かけ、力を合わせて効果的なまとめ買いを実行し、この国民的課題を達成する先頭に立たなければならない。また、日本政府は、そのような動きを支援するため、アメリカ政府を相手にした新しいタイプの「資源外交」を展開すべきである」。
「ここで想起する必要があるのは、世界最大のLNG輸入国は日本であり、それに続くのは韓国だという事実である。北東アジアのLNG取引において日韓両国が協力してバイイングパワーを働かせるならば、調達価格の引き下げは決して不可能な夢物語ではないのである」。
■石炭火力発電活用もエネルギー確保に有効 カギは二国間オフセット・クレジットの確立(後編)
http://diamond.jp/articles/-/38794
「世界の発電の主流を占めるのはあくまで石炭火力なのであり、当面、その状況が変わることはない(2010年における世界の電源別発電電力量の構成比は、石炭が41%、天然ガスが22%、水力が16%、原子力が13%、石油が5%、その他が4%であった)。
国際的にみて中心的な電源である石炭火力発電の熱効率に関して、日本は、世界トップクラスの実績をあげている。したがって、日本の石炭火力発電所でのベストプラクティス(最も効率的な発電方式)が諸外国に普及すれば、それだけで、世界の二酸化炭素排出量は大幅に減少することになる」。
■進む! 再生可能エネルギー開発
──北九州市の挑戦[潮流発電編]──
http://president.jp/articles/-/10089
「潮流発電をご存じだろうか。その名のとおり、潮の流れを利用した発電のこと。基本的な仕組みは風力発電と同様で、水の流れをプロペラやブレードなどで受け止め、そこで得た回転エネルギーを発電機で電気エネルギーに変換するというものだ」。
「すでに英国では、世界で初めての商用潮流発電がスタート。米国や韓国でも、国家プロジェクトとして計画が進められているという。しかし国内では、導入補助の支援制度などもないため、まだ実用化された例はない。そうしたなか、積極的な開発を進めているのが福岡県の北九州市だ」。