「撒いた種は自分で刈り取る」、因果律の法則 【シルバーバーチ】 | 太平洋戦争史と心霊世界

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海軍を中心とした15年戦争史、自衛隊、霊界通信『シルバーバーチの霊訓』、
自身の病気(炎症性乳がん)について書いています。


稲穂 



シルバーバーチとはかつて3000年前に地上生活を送り、地球を霊的に浄化するため、人間に霊的真理を届けようと地上に降りてきた高級霊です。

 

今回は、人のためにならない利己的行為に走った場合、結果として因果律(カルマ)がやって来るという話です。


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■利他的行為を計る目安である、動機・道義心の復習

 

 以前、人のために役立つことを行えば、結果として霊性が向上すると述べました。その利他的行為の目安となるものが、以下の動機・道義心です。この2段階により、これから行う行為は本当に人の為になるのかどうかを調べます。

 

 

   動機:100%人のために役立つ行為であると思えればOK

 

良い例:身寄りのない子供たちに寄付する。⇒動機はOK

 

悪い例:殺人(戦争以外)⇒「自然の摂理」に反する利己的行為なので因果律(カルマ)が来る。

 

 

 

   道義心:動機がOKであれば、次に自分の道義心レベルで行う物事を判断する。その行為を行って、良心の呵責を感じなければ、その行為を実行してOK.

 

良い例:身寄りのない子供たちに、自分の給料の一部を割いて寄付する。⇒道義心はOK

 

悪い例1:ネズミ小僧の例。貧民に金持ちの倉から盗み出した金品を配って歩く。(動機は人のためだが、良心の呵責を感じる場合)

 

⇒この行為に初めから良心の呵責を感じながら行った場合、因果律がやがて発動する。

 

悪い例2:同上のネズミ小僧の例。貧民に金持ちの倉から盗み出した金品を配って歩く。(動機は人のためで、かつ良心の呵責を感じない場合)

 

⇒この行為に良心の呵責を感じていない場合、一時的に因果律は凍結される。後に霊的に成長し、この行為に対し良心の呵責を感じるようになってから因果律(カルマ)が作動する。

 

 

 

 しかし例えば動機・道義心が人のためと思われる事でも、自然の摂理に反すれば、カルマとまでいかなくとも何らかのトラブルが発生することになります。

 

 一例では戦争中の殺人は正当防衛として認められます。動機が国を守るという利他的行為であり、戦闘行為に参加することに良心の呵責を感じていなければ、動機・道義心はクリアしています。

 

しかしこのような場合でも、殺人は「自然の摂理」に反した行為です。ですから戦後の復員兵には、例えばトラウマ、何らかの精神疾患などの形で、「自然の摂理」に反した結果がトラブルとして出やすくなります。


ビー玉 


■利己的行為により因果律が発動する

 

 動機が利己的な場合、あるいは自己の道義心に照らして、その行為を行うと良心の呵責を感じる場合は、結果として因果律(カルマ)が発動します。

 

(シルバーバーチ)

 

「あなたは個性を築き魂の進化を促進するためにこの物質界へ来ているのです。利己主義の道を選べば、それなりの代償を払わないといけません。

  人道主義の道を選べば、人間的成長という形での報いがあります。そうしたことはすべて摂理のもとに規制されており、いかに立派な教祖さまでもその働きを変えることはできません」。

 

 

【解説】地上での人生は、霊性を向上させることが目的となっています。人の為にならない利己的なことばかり行っていれば、いずれ因果律(カルマ)が発動します。

 

人のためになる行為をすれば、霊性の向上という形で報酬がやって来ます。なぜ収入増や、良い社会的地位を得るなどの地上的な報いで来ないのかというと、霊界では金銭や地上での権力などは役に立たないからです。このように「自然の摂理」は、すべて霊界の価値観が基準となります。

 

利他的行為では霊的向上が、利己的行為では因果律(カルマ)がやって来ますが、このような働きは、宗教の教祖や高級霊でさえも止めることはできません。


 海岸 
 
 

(シルバーバーチ)

 

「摂理は完全であり、自動的に作動します。誰一人それから逃れられる人はいません」

 

 

【解説】「自然の摂理」は機械的に作動する仕組みとなっています。もちろんその中に因果律の法則も含まれます。利己的行為を行えばカルマが自動的に発動するので、それを免除してくれと誰に頼んでもできません。

  このように自然の摂理は、万人に対し公平なものであり、原因に対して結果は正確無比に働きます。

 


 

『シルバーバーチの霊訓』(12)、4章 宇宙の根本原理-因果律

キーワード:因果律、カルマ、因果律は誰一人止められない、因果律から誰も逃れなれない、因果律は正確無比に働く、動機、道義心、動機・道義心がOKでもトラブルが発生するケース