【映画 / DVD】 「ひめゆりの塔」(1953年) | 太平洋戦争史と心霊世界

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海軍を中心とした15年戦争史、自衛隊、霊界通信『シルバーバーチの霊訓』、
自身の病気(炎症性乳がん)について書いています。



言語:日本語、公開:1953(昭和28)年、製作国:日本、
時間:
128分、監督:今井正、出演者:岡田英次、津島恵子、信欣三、河野秋武、香川京子


卒業式 

  ひめゆり部隊は沖縄師範学校と、沖縄第一高等女学校の教師・女子生徒、240名で構成されており、昭和20年の沖縄で志願の看護班として動員されました。

 女子学生の目から見た沖縄戦で、映画の内容は一部脚色されています。

 

ひめゆり部隊についてはこれ以外に1968年、1982年、1995年と4回映画化されました。 


豪雨 

沖縄戦はちょうど3月~6月までで梅雨時 に当たったため、ひめゆり部隊は軍人と行動を共にしながら豪雨に打たれてあちこち逃げ回りました。

 

 ひめゆり部隊の話は小学生の頃にも本 で読んだことがあります。やはり雨とぬかるみの中、這いずるようにして行進する場面が強く印象に残っています。大雨

陸軍軍医 

戦争映画でお馴染みの藤田進さんが、またまた陸軍軍医として登場。アメ玉 キャンディー*苺 を女子学生に勧めています。

 

「甘いぞ~。 これをしゃぶると、暗闇でも目が良く見えるという薬だ」

 

 こっ、これは・・・((゚m゚;) 覚せい剤入りのアメ キャンディー*苺 ではないですか!?暗視剤ということで、飛行士がよく服用していた薬です。当時、覚せい剤は合法で薬局でも売られていました。


アメをもらった女子学生 

アメをもらった女子学生は「甘い~!」と舐めています。

  ぬわんとっっ!((((((ノ゚⊿゚)ノ 未成年者に覚せい剤を与えています。今なら仰天ものですねっ!


負傷兵の看護 

女子学生たちは負傷兵の看護をするのですが大変です。 

  二段ベッドの上段で、負傷兵がおもらしをして水が下に落ちてくるので、下の段にいる兵が怒っています。 画面はその落ちたおしっこを拭いているところ。


錯乱する女子学生 

状況の過酷さに錯乱する女子学生も出てきます。オレンジ渦巻き

 これは燃えている民家を見て、「きれ~い」 と手ばたきして喜んでいる場面。

長友選手 

サッカーの長友選手みっけ!v(^-^)v

↓↓↓

長友選手(実物) 
 サッカーボール サッカーボール サッカーボール

女子学生1 

いつも野郎 健介 の写真ばかりなので、女の子の画像をアップします。


女子学生2 

女学生が多数出演する映画ですが、終始泥だらけの灰かぶり的演技が要求されますので、なかなか絵になるショットがとれないです。


防空壕を占領 

話が変な方向へ行ってしまいましたが、米軍に追いつめられるに従いやることもメチャクチャになってきます。 

  ここでは身勝手な軍人が出てきて防空壕を占領し、民間人を追い出しています。


戦災孤児 

看護婦長 病院 が戦災孤児に邪魔なので、食べ物はあげたのだから、この場所から出て行きなさい」と命令しています。

  そんなこと言ってもこの子幼稚園児くらいなんですが・・・。(@Д@;


最期 

最期に軍人と共に洞窟に立てこもったひめゆり部隊。逃げ出そうとした学生は日本軍に撃たれ 、米軍の攻撃を受けて全滅してしまいます。

 

 ひめゆり部隊240人のうち、戦没者は226名、生き残ったのはわずか十数名だそうです。この映画はまだ沖縄がアメリカ領土だった昭和28年に製作されたため、沖縄ロケ 椰子の木 はできず、千葉県で撮影されました。

 

 戦没したひめゆり部隊の女学生らは靖国神社 神社 に合祀されましたが、そんなことより彼女らはもっと普通に生きたかったろうと思います。

 

 

キーワード:ひめゆり部隊、沖縄戦、陸軍、覚せい剤、野戦病院、看護婦、負傷兵、昭和20