現代人から見た植民地政策 【前編】 | 太平洋戦争史と心霊世界

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アルジェリア 

アルジェリア



 先日、興味深い記事をあるブロガーさんが掲載されているのを見つけました。

 

アルジェリアの独立50周年を記念して、フランスのオランド大統領は、12月19日にアルジェリアを訪問しました。その際、彼は「132年間に渡り、根深い不正義と暴力的な仕組みの植民地政策によりアルジェリア民衆に苦痛を与えたことを認めます」と演説したのです。

 

しかしオランド大統領は、過去のフランスの植民地政策を謝罪したり、悔恨は表明しませんでした。また大統領が植民地政策を謝罪する場合は、90%のフランス人がそれに反対するとの表明が出されたそうです。

 

 

■仏・オランド大統領のアルジェリア訪問

(あがためのおさん、フランス在住の方のブログ)
http://amba.to/Zr0XDZ


フランスのオランド大統領 
フランスのオランド大統領


 このフランス・アルジェリア間の関係と、日韓関係、どこか似ていませんか?

 

また2012820日付の毎日新聞にも、この類似性を指摘する記事が挙がっていました。以下はフランス国立科学研究センターの准教授、アルノー・ナンタ(Arnaud Nanta)氏の指摘です。

 

 

●独立前、アルジェリアはフランスの一部だった。

 

●アルジェリアはフランスの植民地政策を忘れていないのに対し,フランスは謝罪していない。

 

●アルジェリアとフランスの間で今も緊張関係が続いている。

 

 

 

 戦前の朝鮮(現在の韓国・北朝鮮)も正確に言えば、日本の植民地ではなく日本の一部とされていました。

 

 また現在のフランスには大勢のアルジェリア移民が生活しているのと、日本にも在日韓国・北朝鮮人の移住者が居住しているという部分も似ています。

 

 以上のように、フランスとアルジェリアの関係に注目し、研究することは日韓関係の改善にも多少役立つのではないかと思います。


アルジェリアの子供たち 

アルジェリアの子供たち。アルジェリアは北アフリカにあるが、フランス植民地化などのためアラブ系・白人系の住民が多い。