戦争での殺人は許されるか 【前編・ シルバーバーチ】 | 太平洋戦争史と心霊世界

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海軍を中心とした15年戦争史、自衛隊、霊界通信『シルバーバーチの霊訓』、
自身の病気(炎症性乳がん)について書いています。


どんぐり 



シルバーバーチとはかつて3000年前に地上生活を送り、地球を霊的に浄化するため、人間に霊的真理を届けようと地上に降りてきた高級霊です。

 

 ここから大事なトピックに入っていきます。この世で暮らしていると、何を自分の善悪の基準にして生きてゆけばよいのか、往々にして分からなくなってきます。

 

多数の人々が是とする価値観なのか、あるいは自分が所属している組織の価値観を優先すべきなのか、非常に混乱します。一体何を自分の価値基準とすればよいのでしょうか?この辺をシルバーバーチの訓話から取り上げてみます。


      ふたば ふたば      ふたば ふたば      ふたば ふたば

 

 

シルバーバーチ:「自分で正しいと思うこと、良心が指図することを忠実に実行しないといけません。最後は自分が自分の裁判官となります。

 

振り返ってみると正しかったこともあれば間違ったことをしていることもあります。しかし、動機が人のためということであれば、たとえ間違っていても咎められることはありません。動機が何よりも考慮の対象となります。」

 

【解説】自分は人のためになる正しいことをしているのだと真剣に思い込んでいる場合、つまり動機に私欲がない場合は、間違った行為を自覚せずに行ってしまった場合でも、自分自身に害は及ばないと説明しています。



砲撃 

  動機についての具体的な例を挙げます。

 

第二次大戦に参加した元英国軍人の若者からの質問:

「私たち兵士が外地を転戦したとき、敵の方が悪いのだと思って戦いました。しかし、その敵軍を構成している一人一人も、その戦いにかける理想があればこそ戦っているのだということが分かってきました。

 

こうした場合、罪の報いはどうなるのでしょうか。われわれは敵が悪いと思って戦い、敵は自分たちこそ正しいと思って戦っているのです。」

 

シルバーバーチ:「そうした問題において何よりもまず第一に考慮すべきことは“動機”です。自分は正しいことをしているのだと真剣に思い込んでいる人は、魂に罪過を負わせることにはなりません。

 

いけないことと知りつつなおも固執する人間は明らかに罪過を犯していることになります。なぜなら、道義心を踏みにじり魂の進化を阻害していることになるからです。

 

私たちの目には国家の区別はありません。全体が霊的存在で構成された一つの民族であり、一人一人が国家の法律でなく大自然の摂理によって裁かれるのです。」

 

【解説】「これは間違っている」と思いながらも止められずに行ってしまった場合は、自分の道義心(道徳心)に反した行為ということになります。

  この場合は「大自然の摂理」(人間が言う神)によって、いわゆるカルマ(因果律)と呼ばれる負債を作ってしまうことになります。

 

 

『シルバーバーチの霊訓』(12)、7章 善悪の基準

『シルバーバーチの霊訓』(7)、4章 若き軍人と語る 

キーワード:動機