言語:日本語、公開:2011年、製作国:日本、時間:134分、
監督:佐々部清、出演者:堺雅人、中村獅童、福士誠治、ユースケ・サンタマリア、森迫永依、八千草薫
この映画は全然内容を知らずに借りたのですが、話は全部フィクションです。昭和20年8月10日の終戦間際、陸軍の山下大将がマッカーサーから強奪した財宝を隠すという話です。
そのために陸軍少佐の真柴と小泉中尉、望月曹長が財宝隠匿作業の担当として選ばれます。
彼らが責任者・現場監督となり、実際の作業は教師一人を含む、約20名の女学生が行うことになりました。 主計科の小泉中尉(左・福士誠治)と真柴少佐(右・堺雅人)が財宝隠匿の現場責任者
用心棒役の望月曹長(中村獅童)。この人戦争映画によく出演しますね。それだけ軍服を着せればハマリ役ということなのでしょうか。
しかし作業終了後、陸軍上層部からある命令が女学生たちに下されます。その非情な命令の狭間に立った現場の軍人たちは苦しい葛藤に悩まされます。その後の女学生たちの運命はいかに?という話です。 財宝を運ぶ教師(ユースケ・サンタマリア)と女学生
これは戦争映画というより、むしろ女学生中心の物語になっています。でも話の展開が支離滅裂に見えます。
なぜ財宝隠匿に女学生たちを使わなければならなかったのか?
また戦後にマッカーサーが隠した財宝を見つけ出しますが、慌てて「持ち去らずにそのままにして置いておけ」、と洞窟の中に放置してしまうのはなぜか? マッカーサー元帥(左)と日本語通訳(右)
小泉中尉は、なぜあれだけのことで死んでしまうのか?
また死んだ人がユーレイとして、生きている人の目の前に現われて挨拶するといった、おとぎ話的なファンタジー演出は好きになれませんでした。
つじつまの合わない話は見ていてちょっと辛いです。点数を付けるとしたら、100点満点中50点でしょうか。
しかしgoo映画での評価は30点から最高点は100点までありますから、内容の評価も見る人次第でしょう。
興味のある方は、私の評価を気にせずご覧になってみてください。話はともかく、感動する映画を見たいという方には合うかもしれません。