シルバーバーチとはかつて3000年前に地上生活を送り、地球を霊的に浄化するため、人間に霊的真理を届けようと地上に降りてきた高級霊です。ここでは主に当ブログのテーマに合いそうな発言内容をご紹介していきます。



戦時中の日本軍は、大和魂を持ってしてひたすら頑張れば、敵を撃破できるという信念が大勢を占めていました。
しかし補給面がおろそかになり、大量の餓死者を生み出すなど、結局は精神主義だけでは勝てないことが実証されています。
必勝の信念を説く辻政信(ジパング・5巻)
日本では「一生懸命頑張れば、何ごとも実現できる」という精神主義が強いようです。
これについて、シルバーバーチはどのように見ているのでしょうか。
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質問:「“なせば成る”の教えを説くある指導者が、物的なものであろうと霊的なものであろうと“必ずそうなるのだ”と信じて行えば何ごとも成就すると述べています。」
シルバーバーチ:「何もかもが自分の思い通りになるわけがない以上、その指導者の言葉は言い変える必要があります。人間にできることというのは自然法則によって一定の限界というものが設けられております。
もしもそうした限界がなかったら、この地球をはじめとして物的宇宙全体が基盤としている原理のすべてを人間が破壊してしまうこともできることになります。
私はその“なせば成る”式の生き方の背景にある積極的な物の考え方そのものに反対しているわけではありませんが、そのつもりになれば何もかも自分の思い通りになると考えるのは愚かです。
例えば人間に太陽が思い通りになるでしょうか。」
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シルバーバーチは、“なせば成る”というポジティブな姿勢は悪くはないが、物事にはおのずと限界があると解説しています。
人間には自由意思が授けられていますが、それは何でも100%実現可能と言うことではなく、その自由意思の行使範囲には限界が設けられています。
その限界とは、自然法則(神の摂理)の働きの制限内や、各自の霊性のレベルなどによって設けられるため、たとえ一生懸命に努力しても、実現しえない物事が存在することになります。
従って人間は限られた自由意思の中で生きているのであり、物事においても何でも100%実現可能という状態はあり得ないということです。
引用:『シルバーバーチの霊訓』11巻、2章 霊媒的能力
キーワード:自然の法則、自由意志