
シルバーバーチとはかつて3000年前に地上生活を送り、地球を霊的に浄化するため、人間に霊的真理を届けようと地上に降りてきた高級霊です。
今回からシルバーバーチが語った戦争や原発関連など、このブログのテーマに合いそうな言葉を抜き出して時折解説していくことにします。
ただしこれは死後の世界は存在する、ということを前提にしていますので、「死んだら終わり」と考える方の意に沿わない内容であるかもしれません。
私は死後の世界はある、無い議論しても話は双方とも平行線をたどるだけと思います。ですから否定派の方は気に障るようでしたら、この記事をスキップしていただくようお願いします。
1回目は「祈りで戦争は防げるか」です。シルバーバーチは祈りだけでは戦争は防げないと述べています。
シルバーバーチ:「地上にあるかぎり思念は仕事や労力や活動の代用とはならないということです。強力な補助とはなっても代用となりません。
やはり地上の仕事は五感を使って成就していくべきです。労力を使わずに思念だけで片付けようとするのは邪道です。これも正しい視野で捉えなければなりません。」
イギリス人:「(第二次)大戦前にあれほど多くの人間が戦争にならないことを祈ったのに阻止できませんでした。あれなどはそのよい例だと思います。ヨーロッパ全土――敵国のドイツでもそう祈ったのです。」
シルバーバーチ:「それはよい例だと思います。物質が認識の基本となっている物質界においては、思念の働きにおのずと限界があります。それはやむを得ないことなのです。
ですが他方、私は思念の価値、ないしは地上生活における存在の場を無視するつもりはありません。」
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霊界は思念の世界と言われ、自ら考えていることがそのまま現実化すると言われています。例えば霊がどこどこへ行きたいと念じるだけで、その場所へ瞬間的に移動できるといいます。
対して地球上ではただ思考しているだけでは物事は進みません。たとえ南の島へ行きたいと思っても考えているだけでは行けず、働いてお金を溜める、航空券を買う、空港へ行って飛行機の搭乗手続きをするなどの物理的過程を経なければなりません。
シルバーバーチが「地上にあるかぎり思念は仕事や労力や活動の代用とはならない」と言っているのはこのことを指しています。
祈りは何かを決断したり、意志を持って物事を推し進めるための強力な助けになるかもしれません。
しかし地球というこの物質的世界では、行動せねば物事や状況は変わらないため、最も大切な事はまず行動することであると語っています。
引用:『シルバーバーチの霊訓』7巻、10章 質問に答える
キーワード:祈り、地上では思念より行動が重要