原題:TORA TORA TORA 、言語:英語、日本語
製作年:1970年、製作国:アメリカ・日本、時間:145分
監督:リチャード・フライシャー、舛田利雄、深作欣二
出演者:マーティン・バルサム、ジョセフ・コットン、E・G・マーシャル、山村聡、田村高廣、東野英次郎、三橋達也
何人かの方からGOOD !と推薦されて見ましたが、よくできた映画でした。一見日本映画のように見えますが、れっきとしたハリウッド映画(洋画)です。1970年製作ですが、時代を感じさせない内容でした。
ストーリーは山本五十六が連合艦隊司令長官に就任して、真珠湾攻撃の構想を打ち出すところから始まり、1941年12月7日、日本軍が真珠湾を奇襲する場面までを、日本とアメリカ双方の視点から同時進行的に描いています。
どこかで見た顔と思ったら、初代水戸黄門様が軍服を着ておられました。東野英次郎(南雲忠一司令官役)
軍帽と制服がちぐはぐで芸が細かいです。帽子もヨレヨレでいい感じだしてます
真珠湾攻撃の日
日曜日の朝、真珠湾の艦上ではアメリカ国歌を演奏をしながら・・・
星条旗を掲揚しておりました
陸上でも国歌を聞きながら星条旗に敬礼。後ろから飛行機が飛んでくるが日本軍とは気付かない。
士官「こんな低空を飛んで、安全規則違反だ!奴のナンバーはッ!?」
艦上で演奏している軍楽隊も飛んでくる飛行機が日本軍のものとは知らず・・・
そのころ、柱島の旗艦「長門」では、「(真珠湾での)第一波攻撃の、突撃命令を受信しました」との報告が。
大仏様状態の山本五十六長官。昼寝中・・・ではないですよね (^_^;)
「トラ・トラ・トラ」(ワレ奇襲二成功セリ)の電報を聞いてパッチリ目が覚める山本長官
さすがハリウッド、クライマックスの真珠湾攻撃に大金かけてます。この当時CGはまだ無いですよね
真珠湾攻撃はアメリカ側から見たら、自国がメチャメチャにやられる屈辱的な出来事でした。
しかし映画では特に日本に対し非難めいた場面もなく、話も淡々と進展していくところは、戦後から25年経た歳月のおかげなのでしょうか。