「ファッキンエチオピアン!」エチオピア奥地でボンビーに包囲される | Travel is Trouble 109カ国目

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トラブルに塗れた旅行記
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反面教師で最高の旅を!

世界三大ウザイ国

インド・エジプト・モロッコ


旅人はこの三カ国を世界三大ウザい国と言う

しかし三カ国を既に旅した私はこれに異論を唱えたい

 

エチオピアこそ

世界一ウザイ国だ!

 エチオピアに行ったことのある旅人達の大半も嫌悪感を抱いており

「胸を触られてすぐに出国を決めた」
「子供達に囲まれてカメラを盗まれた」
「ガイドをいらないと言ってもひたすら付きまとわれた」
「路上で『外国人は出ていけ!』と石を投げつけられた」

などなど悪評は尽きない

最終的にはエチオピア国内を旅するのに辟易

ホテルから出られず引きこもり生活が始まった


「ファッキンエチオピアン」


エチオピアを観光するのは非常に骨が折れる

一例を挙げると、ローカルバスに乗ろうとすると、地元民の4倍程度の値段を支払わなければ乗せてもらえないことがあった


何で地元民の4倍も払わなければならないんだよと言っても観光客だから当たり前だと言って聞かない

相手が折れるまでバス停で待ってようと約4時間粘ったが、結局地元民の2倍は支払った

だがそんなことはまだいい

本当のエチオピアの恐怖はエチオピア人の執念深さ


観光地に行くと、必ず数人のエチオピア人が後をつけてくる

彼等はガイドをしてチップをもらおうとするのが魂胆

ガイドはいらないと何度言っても半永久的についてくる

まるで桃太郎電鉄のボンビー

ボンビーがいると嫌ですよね?

キングボンビーになるかもしれないことを考えると観光どころではなくなる


エチオピア北部・メケレから乗り合いタクシーに乗って北に2時間ほど行くと、険しい崖の上にいくつもの教会が立ち並ぶハウゼンがある

山の上の教会には途中で出会ったシアトル出身のアメリカ人の細眉女性と共に向かった

アイアンマンレースを完走した経験を持つ彼女は非常に男勝りな性格

入口にたどり着く頃には既に8人程のボンビー


「彼等がやっていることはストーカーと一緒! こんなの絶対許せない!」

細眉はエチオピア人に敵意むき出し

辺りを見回す細眉

地面に大きめの石が落ちているのを発見するとなんとそれを両掌で掴んだ

そしてかかってきなさいと言わんばかりのファイティングポーズをとり

「ファッキンエチオピアン!!!」

言ってしまった…

おや?
ボンビーの ようすが
なんか 変だぞ?????
ま…まさか…
ボンビー8人が合体して伝説のキングボンビーに変身しようと してるのでは!!!


良かったー

しかし囲まれてしまった
今にも殴りかかってきそうな雰囲気
いくらアイアンマンレースに出場するくらいの強者でも流石に複数の男相手では敵うわけがない
走って逃げたとしても1964年の東京五輪マラソンで金メダルを取っている同国出身のアベベと似たようなDNAが流れている彼等に勝てる気がしない
ここは…
秘技・なだめる!
まず細眉を速攻でなだめて太眉に
次に若干英語ができるエチオピアンに細眉がなぜ怒ってしまったのかを伝えると何とか治まった
そしてそのまま山の上の教会へ無事に行くことができたのだった


めでたしめでたし
…じゃない!
無理だ無理だ!
こんなハード過ぎる旅無理無理!

その後もほぼ毎日ボンビー達は私に立ちはだかる
辛過ぎる…
そして引き篭もりになったのは言うまでもない



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