また嫌な事件が起きたようです。
障害者にバス降車急がす 運転手、手帳「偽物だろ」と発言
報道が事実だとすると、名誉毀損で訴えられて当然の事案だと思います。
それにしても、運転手はなぜ障害者手帳を見て「偽物だろ」と言ったのでしょうか。
障害者手帳には、氏名、生年月日、住所、障害種別、等級などとともに、発行自治体名と登録番号が記載されています。
もし本当に真偽を疑うのなら、登録番号を控えて自治体に問い合わせればよい。
「ちょっと確認したいので、手帳の番号を控えさせてください」と言ってくれれば、僕なら快く了解したことでしょう。それで嫌疑が晴れるなら、何も言うことはありません。
この記事だけではいったい何が起こったのか詳細がわからないので微妙ですが、一般論として、障害者に親切な人ばかりではないというのが現実です。
今回の件のように、降車を急かしたり、言いがかりをつけてきたりするような人も、残念ながら少なくないでしょう。
それらに対し、私達障害者は「自衛」するしかありません。
そう、映像や音声、文書などで記録を残すのです。
「ん?」と感じたときは、スマホで録画・録音しておく。
気になったことは、メモを取っておく。
記録があれば、事実として提示し相手に謝ってもらうこともできるし、名誉毀損で訴えて慰謝料を請求することもできるし、SNSに上げて社会的制裁を加えることもできる。
自分の身は自分で守っていかなければならないのです。自衛しましょう。