仕事に「やりがい」を求めるべきか | 視覚障害投資家のHappy Days

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お金について知識や知恵をもつことで、人生はより豊かになります。
すべてではありませんが、ある程度の問題はお金で解決できます。
お金に関することを軸に、視覚障害者(弱視)である僕が、言いたいことをどんどん発信していきたいと思います。

「夢や目標を持って仕事に臨め」。
新社会人へのメッセージなんかでよく聞く言葉ですが、僕は懐疑的です。

僕は、現在の仕事に全くやりがいを感じていません。
入社当初は、すごく期待を持っていました。
「一生懸命仕事をして、会社に貢献しよう。そして、気になったことはどんどん質問して、改善点を提案し、より皆が幸せになれるよう貢献しよう!」、そんな熱い思いを持っていたのです。

でも、入社して時が経つにつれ、そんな思いはしぼんでしまいました。
いくつか原因はありますが、最も大きいのは次の2つだと感じます。
①非正規社員への差別的扱い
②対話を重視しない姿勢



①非正規社員への差別的扱い
多くの会社でもそうかもしれませんが、多くの社内制度は正社員を軸に設計されています。そして、非正規社員はその制度を利用できなかったり、利用できたとしても制限があったりします。
これ、結構しんどいです。
負っている責任が違うから、給料が違うのは納得できます。当然でしょう。
でも、同じ会社にいながら利用できる制度が大きく異なるというのは、江戸時代の身分制みたいな感じで、とても嫌な気分です。

労働契約法の改正で、契約社員の無期転換ルールが定められました。僕も制度の適用対象なので無期転換申請を行ない「来年、働けるかな…」という不安からは解放されましたが、非正規社員という位置づけは変わりません。
正社員登用制度もあり、非正規社員は皆対象のはずなのに、なぜか僕は対象ではないとのこと。障害者差別でしょうね…。ますますやる気をなくしてしまいます。


②対話を重視しない姿勢
相手を無視しないというのは、社会人として最低限のマナーだと僕は考えています。
でもこの会社では、そうではないみたいなのです。
平気で無視するし、それを注意しても「は?」という感じ。
もちろんこんな人は一部ですが、いったい何なんでしょうね。

ほとんどの問題は、「対話」で解決できると僕は信じています。
十人いれば、十人とも意見が違って当たり前。
考え方もそれぞれで、だからこそおもしろい。
意見を言い合って、お互いの考え方を尊重し合えれば、すごくすてきな社会になるでしょう。
一方で、対話を大事にせず一部の人の考えだけがまかり通ったり、お互いの意見を尊重できなかったりすれば、それはとても息苦しい社会になってしまうのではないでしょうか。

 



そんな会社ですが、「じゃあすぐ辞める」とはなかなかいきません。
生きていくにはお金が必要で、今のところは会社に勤め続けないとかなり厳しいというのが実情です。

人生って、うまくいきませんね。
遠くない未来には、会社勤めせずとも生きていけるようにして、会社で勤めることも含めすべてを自分で選び取っていけるような状況をつくっていきたいと考えています。

そのためにも、しっかり家計簿をつけて無駄な出費を減らし、しっかりお金を貯めていきたいですね!