大学のときに奨学金を借りました。
奨学金と言っても、日本学生支援機構からの借金ですね。
今、毎月２万円ほどを返済しています。きょうはその引き落とし日でした。
今は順調に返済していますし、必要なら一括返済もすぐ行なえるぐらいの状況です。でも、数年前まではそんな見通しもなく、自己破産を真剣に検討した時期があります。
そう、奨学金と言っても日本学生支援機構からの借金であり、ほかの借金と同様自己破産ができるのです。
これ、あまり知られていないのではないでしょうか。
昨今、奨学金返済に苦しめられている若者が注目されていますね。
自己破産すればいいんです。
自己破産、もちろん相応の覚悟は必要です。弁護士など一部の職に就けない、住宅ローンが組めないなどのペナルティを一定期間課されます。資産があれば、当面の生活に必要な額以外は返済にあてなければいけません。
でも、年収の何倍もある奨学金を背負って、場合によては身体や心を壊してまで働き続けるよりは、ずっとマシです。
返せる人は返しましょう。当たり前です。
返せない人は、日本学生支援機構に相談しましょう。猶予や減額返還の制度が整ってきました。また、障害を抱えることになった場合や死亡した場合は免除の制度もあります。
それでもどうにもならなかったら、自己破産の手続きを取りましょう。
それで再起し、将来人の役に立つことをしたり、しっかり納税をしたりして、社会に貢献すればよいのです。
奨学金は自己破産できることを、日本学生支援機構は周知するべきでしょう。そして、そうならないよう、親身になって返済の相談に乗るべきです。それが皆の幸せになると僕は確信しています。