前回に引き続き「神は本当にわたしたちのことを気遣っておられますか」という冊子の内容の検討をします。
6ページから22ページまで「ものみの塔」特有のこじつけと偏見に満ちた、非科学的な論理のオンパレードです。
ここいらあたり、突っ込みを入れると、時間がいくらあっても足りないので、やめておきます。
で、22ページの記述を見てみます。
詩編37編10節と11節もこう述べています。「ほんのもう少しすれば,邪悪な者はいなくなる。……
しかし柔和な者たちは地を所有し,豊かな平和にまさに無上の喜びを見いだすであろう」。そして29節は,「義なる者たちは地を所有し,そこに永久に住むであろう」と付け加えています。
これについてですが、この地球、残念ながら、永久に住むことはできません。
これは太陽の寿命が大きく影響します。
太陽の大きさから判断して、恒星としての寿命は100億年くらいと言われています。
そして、現在50億年弱経過しています。
残り寿命は約50億年強です。
太陽の寿命が尽きて爆発を起こして消滅すれば、地球表面は氷結し、生物は絶えます。
ですから、地球に住めるのは、あと50億年強が正解でしょう。永久には、住めません。
言葉は正確にお願いしたいものです。
次に26ページです。
「おおかみはしばらくの間,雄の子羊と共に実際に住み,ひょうも子やぎと共に伏し,子牛,たてがみのある若いライオン,肥え太った動物もみな一緒にいて,ほんの小さな少年がそれらを導く者とな(り)」ます。動物が人間に対して,また動物同士で脅威となることは二度とありません。「ライオン[でさえ]雄牛のようにわらを食べる」のです。一イザヤ11:6-9; 65:25。
この 「ライオン[でさえ]雄牛のようにわらを食べるのです」という言葉は、非科学的で、とうてい納得できません。
肉食動物や人間などの雑食動物は胃が一つです。それに対して牛などの草食動物は4つの胃を持っています。
草を反芻、消化するために、必要だからです。
胃が一つしかないライオンがわらを食べたら、消化できずに栄養失調となり死んでしまいます。
今日は、聖書に書かれているから、そのまま記述したというお粗末な事案について、突っ込みを入れてみました。
To be continued