我が家の妻のバプテスマ騒動で、ただ闇雲に反対するのではなく、相手の考えを知ることも必要と感じ、集会の見学やものみの塔発行の冊子を読んでいたときから、1年が過ぎました。
1年を一つの節目と感じ、振り返ってみました。
まずは、冊子への突っ込みから。
最初の獲物は「神は本当にわたしたちのことを気遣っておられますか」という冊子です。
5ページの「独特な設計を施された地球」の項です。
「科学者は地球を研究すればするほど,地球には人間の居住のための独特な設計が施されていることを理解するようになります。地球は太陽から適度な光と熱を受けるのにちょうど良い距離のところにあります。地球がちょうど良い角度の傾きを保ちながら太陽の周りを1年で1周することにより,地球上の多くの場所で季節の変化が生じます。さらに地球は24時間ごとに1回自転して,光と闇の規則的な周期を作り出しています」と書かれています。
これについて、検討してみます。
まず、「科学者は地球を研究すればするほど,地球には人間の居住のための独特な設計が施されていることを理解するようになります。地球は太陽から適度な光と熱を受けるのにちょうど良い距離のところにあります。」という点です。
これは、人間を含めた生物にとって好適な環境が地球にあったので、そこでアミノ酸から合成や進化を経て、生物が生息するようになったというのが、科学的に正しいと思います。
神が、この地球に生物を住まわせるために、太陽からの距離を調節したなぁんて、信じられません。
次に「地球がちょうど良い角度の傾きを保ちながら太陽の周りを1年で1周することにより,地球上の多くの場所で季節の変化が生じます。さらに地球は24時間ごとに1回自転して,光と闇の規則的な周期を作り出しています」
これも、科学的説明としては、落第点しか差し上げられない答案です。
地球の公転周期を1年、自転周期を24時間と決めたのは、古代シュメール人であり、神が決めた訳ではないということです。
当時、バプテスマを希望する妻から見せられた最初の冊子ですが、この5ページまで読んだだけで、ものみの塔聖書冊子協会の編集者の頭の程度と、協会の発行する冊子の内容を何の疑いも持たずに信じるエホバの証人の思考にびっくりしたものです。
To be continued