百済の王ヨギョンは夢で見た女性に心を奪われ、忠実な臣下ヒャンシルに彼女を探してほしいと頼む。王妃の座をめぐる貴族間の争いを防ぐために、「生きている間、どんな女性も愛さない」という誓いが色あせるほどに。
ヨギョンは外の世界と通じる道さえ途切れた密やかな場所で夢で見た女性アランをついに捜し出すが、彼女はすでに部族の指導者であるドミと結婚していた。
それでもヨギョンの心は冷めることを知らず、ヨギョンに向けた忠誠心に目がくらんだヒャンシルは、ドミが犯したミスを口実に彼とアランを引き離す罠を仕掛ける。
百済の宮殿に連れてこられたドミとアランは心にもない言葉でヨギョンをだまして互いを生かそうとし、その姿を見守るヨギョンの怒りは手のほどこしようもなく大きくなっていくのだった。
(NOLチケットより)
26年4/10から5/10まで、国立劇場ヘオルムからシャーロッテに場所を移して上演予定。
〈チューリングマシン〉は「天才で同性愛者で、吃音で生きなければならなかった孤独な人間チューリング」の複合的な人生を繊細に描き出し、深い余韻を残す。
アラン・チューリングは、第2次世界大戦当時、ドイツの秘密暗号「エニグマ（Enigma）」を解読して約1,400万人の命を救い、戦争を短縮させた隠れた英雄として評価されている。彼は現代コンピュータサイエンスの先駆者であり、人工知能（AI）の概念を最初に提示し、機械が人工知能を備えているかどうかを判別する実験である「チューリングテスト」を最初に考案した人物として知られている。
〈チューリングマシン〉の舞台は四面型構造で設計され、観客が人物の内面と感情により密着して没頭できる構成だ。二人の俳優が多数の人物を行き来しながら言語と感情、数学と感性が交わる密度の高い演技を披露し、たった一瞬も緊張を緩めない舞台を完成させる。
(The Musicalより)
「永遠に生きるかのように夢見て
今日死ぬかのように生きろ」
ハリウッド最高の青春スター
「ジェームズ·ディーン」
世代を越えて多くの若者を魅了させた
彼の人生に観客を招待する。
1931年に米インディアナで生まれ、1955年に24歳で生涯を終えたジェームズ·ディーン。たった3本の作品でアカデミー演技賞にノミネートされ、ハリウッドのアイコンになり、今でも強烈な存在として残っている。
彼の喜びと傷、失望と苦痛はスクリーンで強烈な真正性で沸き上がり、彼は短い生涯の間「自身の内面を演技で証明した俳優」として残った。
彼の人生を通じて私たち皆が体験する失望、挫折、失敗が決して無意味なのではなく、各自の人生を形成する重要な材料になりうることを表わす旅程を描く。
私たちが経験する感情一つ一つが、実は自分だけの光を作っている過程だというメッセージを伝えようと思う。
私の人生の傷はどこに流れていくのか？
1955年、ハリウッド、カリフォルニア州の46番道路でジェームズ·ディーンが運転していたポルシェがセダンと衝突する。
彼に残された時間はたった5分。
その時、ジェームズ·ディーンの前に誰かが現れる。死へと案内する死神バイロン。ジェームズの大ファンでもあるバイロンは, ジェームズの死を惜しんで彼の人生を「編集」してやると提案する。
もしかしたら死を避けることもできると。
そうして二人はジェームズ·ディーンの人生と映画を振り返るロードトリップに出かける。
(NOLチケットより)
臓器提供をめぐる息詰まる24時間の記録
原作小説は、突然の事故に遭い、脳死判定を受けることになった19歳の青年、シモン·ランブルの心臓移植過程をめぐって展開される24時間の話を扱っている。
友達とサーフィンを楽しんで帰る途中、思わぬ交通事故に遭った19歳の青年、シモン·ランブル。脳死判定を受けたが、まだシモンの心臓は脈打っている。息子の絶望的な状態に直面したシモンの両親は、死んでいく他の生命を生かすために息子の臓器寄贈の可否をめぐって決定を下さなければならない状況に置かれる。
脳死という医学的な死亡宣告とは違って、まだ心臓が動いているシモンの肉体は依然として若くて美しく、生気に満ちている。全く実感がわかない息子の死を受け入れる間もなく、臓器提供の可否を決めなければならない家族のその苦しい過程、そしてついに進行される臓器摘出と移植手術の手続きに至るまで、このすべての過程がたった1日のうちに息苦しく進行される。
作品の中でシモンの心臓は単純に体の一部である臓器であるだけでなく、彼の人生を代弁する媒介体であり、人生の激情と律動の記録がそっくり盛り込まれた肉体のブラックボックスに比喩される。シモンの心臓に刻み込まれた生の記録を丹念に発掘するように、著者は彼の人生の片鱗を随所に精巧に広げ、これを通じて明らかになる生と死の問題を鋭く探求していく。
(ナムウィキより)
アフリカゾウ孤児院で育ったサイのノードン。
あらゆる苦難を経験して生き残ったノードンは、思いもよらない状況を経験する中、捨てられた卵から生まれた子ペンギンを引き受けることになる。
すべてが違う二つの存在、 ノードンとペンギンは海に向かって一緒に旅に出ることになるが、果てしなく広がる砂漠を通って海に辿り着く事は容易ではない。
そのようにして長い長い夜を共に過ごし、ノードンはペンギンに自分の人生に満ちていた暗い夜と、それにもかかわらず輝いていた瞬間についての話を伝える。
(K-Theater Licenseより)
デンマークのエルシノ城。門の歩哨兵バーナードとフランシスコ。ある日、バーナードは「先王の幽霊」と「ハムレット」の対話を聞いて先王の死に対する真実を知る。
「先王を殺した真犯人はクローディアス王だ。」
貧しい兵士生活から抜け出したかったフランシスコは、バーナードが聞いた「幽霊の言葉」を利用して大金を稼ぐチャンスだと提案する。真実を取り引きするために情報を収集していた2人の兵士は、ハムレットの狂気と彼の叔父クローディアス王の罪を見守りながら、「生き残るために沈黙すべきか？死を覚悟して正義を選択すべきか？の分かれ道に立つことになるが···
(NOLチケットより)
「私たちが未来を変えることもできるんじゃないかな？」
1993年冬、A女子高半地下の図書館。図書部長のミョンギョンは、予知夢を見る能力のため、いつも不安を抱えて生きている。遠足も修学旅行も行かず、放課後は図書館に閉じこもって過ごすミョンギョン。同じ図書部であるジス、ファンヒ、スヨンはそれぞれ違う理由で図書館に集まっている。
ある日、雨が降る窓の外を見知らぬ男の足首が通り過ぎ、翌日文学の先生が消える。まもなく学校には先生に対する悪いうわさが広がり、子供たちは彼女が寄贈した本の中に実際に禁書があるという事実を知ることになる。迷った末に本をこっそり読むようになった子供たちは先生の行方を追うことを決心し、ミョンギョンは再び不吉な夢を見てためらう。
(NOLチケットより)
｢私は野良犬として生まれ、怪物として育てられた」
共和国では革命戦士、しかしここでは…？
野良犬として生まれ怪物として育てられた、北朝鮮の南派特殊工作5446部隊。
最高のエリート要員、ウォン・リュファン。最高位の幹部の息子でありリュファンに劣らない実力者、リ・ヘラン。そして最年少の南派スパイ、リ・ヘジン。
5446部隊の伝説的な3人だが、彼らが任された任務は貧民街のバカ、歌手志望生、高校生だった。
新しい命令もなしに時間だけが流れて行き、貧民街の日常に慣れていく彼らに全く予想できなかった隠密で偉大な任務が下される。
(K-Theater Licenseより)