M.3 外套
アレクセイ)今年はもっと冷え込むんだ。12月は毎日残業だし。触ってみろ。
ミハイル)いや、いいよ。
アレクセイ)いいから、触ってみろ。どうだ。こんなふうに油分が新鮮なのが暖かいんだ。地位にふさわしいものを着なきゃいけない。
보여
見える
이 ???
この???
빛 보다 반짝이는 검은 결
光より輝く黒い表面
시베리아 바람도
シベリアの風も
조금도 들어올 수 없지
少しも入ってこられない
질서가 무너지려 했던 날이 다가와
秩序が崩れようとした あの日が近付く
보여줘야 만해
見せてやらなければ
이 도시에 선명한 경계선
この都市の鮮明な境界線
이 외투가 지켜 줄 거야
この外套が守ってくれる
내가 서 있는 이 자리
私が立っているこの場所
외투가 막아 줄 거야
外套が防いでくれる
겁없이 피어나는 불씨
臆することなく咲き出る火種
이 완벽한 세상 저편에서
この完璧な世界の向かい側で
아득히 들려오는 소음
はるかに聞こえてくる騒音
다 사라져버려
全部消えてしまう
이 외투 앞에서
この外套の前で
アレクセイ)うん、似合うぞ。明日必ず着てこいよ。
ミハイル)わかったよ。先に帰れ。
アレクセイ)約束したぞ。じゃあな。
이 외투가 지켜 줄 거야
この外套が守ってくれる
내가 서 있는 이 자리
私が立っているこの場所
외투가 막아 줄 거야
外套が防いでくれる
겁없이 피어나는 기억
臆することなく咲き出る記憶
내 머리 속에서 떠오르는 글자들
私の頭の中に浮かぶ文字
무심한 ??처럼
何気ない ?? のように
다 흩어져버려
全部散らばってしまえ
이 외투 앞에서
この外套の前で
M.6 「杭」
(0:39〜1:18)
버려진 책더미 속에 있던
捨てられた本の山の中にあった
“말뚝"이란 제목의 책들
「杭」という題名の本
앉은 자리에서 다 읽어내렸죠
座った場所で全部読みきった
100년전 한 청년의 이야기
100年前の ある青年の話
처음 읽은 문장들
初めて読んだ文章
혁명처럼 무서운 말도 없고
革命のように怖い言葉もないし
기록처럼 딱딱한 말도 아니었죠
記録のように固い言葉もなかった
내가 아닌 사람의 이야기가
私じゃない人の話が
내 이야기인 듯 위로해요
私の話であるかのように
慰めになった
M.8 夜明けの痕跡
アカーキ)「杭」10月号。
「街の巨大な石垣は彼を裏寂しい狭い路地に追い込んだ。人々は冷たい風のように彼の存在をかすめるだけで、誰1人、彼に席を譲らなかった。アドミラルティ2650」
アドミラルティ海軍本部の下に埋葬された人々を記憶し、追悼しましょう。彼らにかけてあげる外套を準備してください。
2日後の夜明けにお会いしましょう。
새벽 빛 차오르며 드리운 그림자
夜明けの光が満ちる時 垂れ下がった影
황금빛 첨탑 아래 숨이 멋은 한 남자
黄金の尖塔の下で息を引き取った男
얼어붙은 도시에 눈길이 멈춘 곳
凍りついた都市に視線が止まった場所
새카맣게 타 버린 남자
真っ黒に焼けてしまった男
대체 왜
一体なぜ
대체 왜 여기서
一体どうしてここで
낡은 외투 안 주머니 속에
古いコートのポケットの中に들어 있던 책 “말뚝”
入っていた本「杭」그 속에 남겨진 외침
その中に残された叫び내 아버지에게 이 외투를 입혀 달라
私の父にこのコートを着せてください
ミハイル)「杭」「10月号アドミラルティ2650」?
농노가 드나들지 않는 차르의 집무실 근처
農奴が出入りしない皇帝の執務室の近く
시위라도 하듯이 보란듯 분신을 했어
抗議でもするように
これ見よがしに焼身自殺をした
ミハイル)「杭」10月号…
アレクセイ)ミハイル!この前検閲した新刊は「杭」の9月号だよな。
ミハイル)ああ。
アレクセイ)ちゃんと検閲したのか?
ミハイル)出版と流通を禁止して、書類を回したじゃないか。
アレクセイ)何を言ってるんだ。回ってきたものはないぞ。
ミハイル)なんだって?
アレクセイ)アカーキ…?アカーキ!あの野郎。いいか、この本がずっと連載されている。
まずは、作家が誰なのか調べないと。この本に関連する奴らは、全員召喚調査が必要だ!
わかるだろ?これを扱い損ねたら、俺たちも終わりだ。とりあえず上部に報告しておく。
낡은 외투 안 주머니 속에
古い外套のポケットの中に들어 있던 책 “말뚝”
入っていた本「杭」
책에 적힌 마지막 외침
本に書かれた最後の叫び내 아버지에게 이 외투를 입혀 달라
私の父にこの外套を着せてください
アカーキ)安らかに眠ってください。
【勉強放送からの情報】
Q. 一番難しかった曲はどれですか?
A. 難しくなかった曲はない。一応長いこと音楽をやってきて、ある程度こうきたら続きはこうなるだろうと予想がつくのだが、それがことごとく裏切られる。思いもしない音程のメロディが続く。
リズムも変則的だ。フッと歌い出したいタイミングで半拍の休止が入ったりする。途中でリズムが変化したりもする。
同じ曲を違う場面でまた歌うことがあるが、メロディもリズムも微妙に異なる。慣れるまで非常に大変だった。
作曲家は意味のないことはしない。それらには何らかの意味や目的があるわけで、この作品の不安感や登場人物の不安定さが良く現れていると思う。音楽が演技をしていると言えるかもしれない。
