再生リスト
そのために滞在日程を変更した「ミュージカル フェスティバル」が延期になった。10/11,12の開催日に雨天が予想されたためである。
がっくり。
でも、滞在日程延長+フェス延期のお陰で気になり始めた〈シャドウ〉を堪能できた。
にっこり。
10/10
中継が発表になる前に決めていた回。中継と同じメンバーなのでキャンセルも考えたが、映像とライブは別物と思いキープ。
やはり、別物だった。
実は前回、1階の中ほどにもかかわらず音量がありすぎて、ライブ耳栓を使った。(セリフの意味がよく取れなかったのはそのせい…なわけではない)
少し下がった方がマイルドに聞こえるかと2階の1列目を取った。生の音で楽しめた。
2階と言っても階段を何段か上がる程度でさほど高さはない。そもそも小さい劇場なので距離も近めで展望台かってくらい視界は開けている。
白岩(ペガム)アートホールの2階席はなかなか良いかも!
「米びつに閉じ込めらたまま衰弱死」という事実はさて置き、ミュージカルとして楽しむことに慣れたのか、流れを理解したからなのか、ロックに乗せた情念がほとばしるように迫ってくる。
親子の情に涙しながらも、サウンドとシャウトが爽快
!という、不思議な感覚。クセになる。
この日はSing along dayだった。客席も大盛り上がり
アンコール曲が普段より3曲くらい多い。普段でもかなり疲弊するだろうに、俳優さんたちお疲れ様です。
チョ・ヨンフィはデッサンが整った顔ではないが、愛嬌があってかわいい。日々消耗していくサドだが、過去に戻るとコミカルさが顔を出す。過去と現在の演じ分けが鮮やかだ。声も好きだし…
まずい。隠し子リストがまた長くなる。
先月にも増して、今日は小学生くらいの子がいる家族連れが多い。そう言えば、家族連れなら40%割かなんかやっていたかもしれない。教育的題材かも知れないけど、この作風で大丈夫ですか?と思ってしまった。
10/11
追加して、ついにオールキャスト制覇。
ジノ・サドは舞台に走り出てきた瞬間、思わず思った。ちっちゃくてカワイイ〜。
昔、男の子が手のひらサイズに小さくなるみたいなドラマがなかった?サドをポケットに入れて連れ帰って、机の上にちょこんと座らせておきたくなる。
そんなことは言ってられない展開にはなるわけだが。
ナンバーは歌いこなしていて凄く魅力的だと思った。感心する。でもやはり、情念の部分が浅い気がする。
現在に戻るたびに、確かに肉体的に消耗していくのだけど、ヒリヒリした乾きとか、苦痛とかが、どちらかというと少なめかなーと思う。
お札を貼って過去に現れるシーン。他の2人だと外的な力に突き飛ばされる感じで出てくるのだが、彼は普通にフッと飛び出してくるというか…
最後、英祖が扉の向こうのサドに心の傷の理由を尋ねると、サドが「父上が愛してくださらないから悲しくて悔しいのです」と答えるシーン。
ヨンフィ・サドは現実の記憶を取り戻しながら、扉の向こうのサドと一体化していって、涙ながらに声に合わせて口を動かすのだけど、ジノ君だと、うつむいて辛そうにしているのみ。
こうした小さな違いが積み重なると、目に見える差を生むのかなーと思って見ていた。かと言って悪いわけではないので、コッテリが好きかアッサリが好きか、好みの問題かもしれない。
英祖の方は〈JCS〉や〈ザ・デビル〉の評判でハン・チサンに期待し過ぎたのか、思ったほど飛び抜けて良いわけじゃないなーと思ってしまった。
実際に舞台で彼を見たのは、脚本がダメダメだった〈ナポレオン〉だけ?いや、〈キングアーサー〉〈デスノート〉は見たはず。〈ベンハー〉はどうだったか?
すると、切々と繊細な感情を表現する舞台は今回が1番かも。
M.17の「生きろ私の心に」を例にとると、王としての威厳のある声をキープしている感じで、父親の哀惜の念があまり感じられず。
チャノ英祖の場合は、できるものなら自分が死にたいほどの悲しみと苦しみで声も途切れそう。こちらもチャノ英祖の情が深過ぎたのかもしれない。
舞台は十分に楽しんだけれども、結局、昨日のペアがとても良かったのを知る結果ともなった。(多分初回のミンソン/ウンチョンペアも相当好きだったはずなのだが、まだ良く分かってなかったし、忘れ気味なので、もう一回見たいところだけど、そこまでは流石に無理。
蛇足:ポケッタブル・ジホが欲しい。かわいーいとか言ってしまうが、既に33歳だそう。欧米人が日本人を見るとみんな子供に見えるらしい。その日本人が見ても韓国人(俳優)たち、若見えしすぎでは?(お手入れが良いのかな)
今度大阪でやるミュージカル〈愛の不時着〉に出演する。関東でもやるなら見に行くのに。