いつ来たか全く記憶に無いくらい久しぶりの白岩(ペガム)アートホール。
9/12
最近ロックミュージカルが続いている。
英祖(ヨンジョ)と思悼世子(サドセジャ)をモデルにした創作物語。ご存知の通り、父英祖を殺そうとした容疑で米びつに閉じ込められたサドである。
ストーリーはあるけど、ミュージカルとコンサートのどっちに近いだろう?
舞台ではサドが囲い(米びつ)から飛び出して過去の英祖に出会って友情らしきものが芽生えたり、倉庫で何年かおきに出会う謎の人物は息子だったと英祖が気づいたりもする。
2人の気持ちが通じ合って米びつの件もサドの意志が働いたし、英祖は周囲の状況もあり止むに止まれずそうしたように描かれている。本心を吐露するナンバーもあったりする。英祖も酷いばかりじゃない。
だが、結局は米びつに閉じ込められて衰弱死した事実は変わらないので、見ている間どうも息苦しい。現実のイメージが浮かびすぎるのが敗因か。
日本語ガイドの時間に昌慶宮に行った時、実際に米びつが放置された場所を見せてもらったり、米びつのレプリカも見たことがある。立ち上がることなどできないサイズだ。
ガイドさんがなぜそんな事が起きたのか推測される理由を語っていた気もするけど、罰するにしてもなぜそんな方法を取ったのか受け入れられずにいるから、題材が私向きの作品ではなかったかも。
とは言え、ナンバーはクセになる。もし出演俳優のファンならぜひ見に行くべきだ!歌を聞くって意味では最高だ。
幼いヨニングンから年老いた英祖まで、ミンソンさんの歌声をこれでもかと堪能し、
ゴーストベーカリーで気になってたウンチョン君もたっぷり聴けた。良い声。
アンコールでガンガン歌いながら2人が客席を煽るので、別に歌だけ楽しめば良いのかなーという気もする。
超特急で予習したので普段にも増して低品質だが、ナンバー訳もあげておいた。音源が豊富で嬉しい。
(これも良いけどロックミュージカルならWastedの方が楽しめる私だ)