〈フレイムズ〉観劇記録 | 韓国ミュージカルを 訳しまくるブログ

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韓国ミュージカル
自分の予習復習用につき、かなりの偏りあり
(注意: 目標はネタバレ100%)
メモ付き写真アルバムとしても使用中





8/3


男性形態の怪物と主人公のミステリアスな愛の話らしき〈Do not disturb〉に興味あったのに、女と思っていた主人公が男と知り興味を失う一方、そんな要素のなさそうな〈フレイムズ〉の方がちょっとアレって話を観劇前夜に聞いた。


男同士のキスシーンはもういらないよネガティブと思っていたが仕方ない、三男だから覚悟して見る!


更に、失笑してしまうというもっぱらの評判も気になりつつ、見たら…


コントか?と思うほど反転が何度も続くので、うっすら笑いが出そうになるけど、ミステリーとして面白かった。


展開にドキドキしながら見た。


何よりエリックを演じるユ・ヒョンソク(三男)が魅力的だから、それだけで価値はある!彼の演技も歌声も好みだったので、とりあえず全て良し。


プンレ演じる「男」はちょっと頭が弱い雰囲気。


エリックがエドモンドを愛してるのは分かっていても、自分がエリックから離れられなくて、ひたすら従っている感じ。


支配側のエリックが、従っている「男」にキスする様子を見ると、キスは支配の道具だったような気もする。


最後に女性のキャラが、思っていた枠を飛び超えてしまい、今まで見ていたのは何だったのか衝撃が大きかったので、次回は全体的に把握したい。


ピアノ1台の伴奏が〈インタビュー〉みたいと言ったら怒られるか?迫力だった。





8/10

面白い。


秘密を知ってから見ると、セリフの意味が全く違うのに気づく系の作品なので、2回目の醍醐味!


(この「面白い」の中には、分からなかった言葉の意味がだんだん聞き取れて、意味が分かってくる喜びの要素もあるのかもしれないと思ったりしている。)


普段のお茶目な感じとは異なる役柄のパク・チャホン。まずはキュートで、割とずっとキュートさを残していて、だからこそ後半逆にゾクゾク。


コートが共用なのか、ダブダブで身体に合ってないのがちょっと。コートがカッコよくない衣装はなかなか珍しい。


怖いと噂のキム・ギテク。なかなか渋かった。


でもこの2人だとキスシーンがお子ちゃまぽい。昇天


イ・ソヨンは〈楽園〉の楚々とした姿も良かったが、こちらの方が更に似合いそうだ。激しい。


目的のモノを手に入れるためには、アレの他にも色々必要だから、実はあの人も最初から最後まで、それを狙ってたわけね?十分面白い!(ネタバレを避けようと努力中)


(↑後から思うと理解不足が否めない段階の感想であり、10/4はまた少し違う風に見えたので、俳優による印象の違いもあるかも。)







9/10

前回からちょうど1ヶ月ぶり、フレッシュな気分での観劇を目指した3回目。


私にとってのユ・ヒョンソクマッコンであり、パン・ジョンモの1回目。


イソヨンは優等生の娘や貴族のお嬢様よりこっちの方が全然好き。ニヤリ


考えてみれば彼女も同等のスレギかな?


復讐するのは理解するとしても、「被害者の命を奪ったも同然」的な事を言いながら、「あなたもそれを望んでるわよね」とか言っちゃって自分の行いを正当化している。


いやー、それより何より黒づくめのジョンモがかっこ良すぎて、メレデスが騙されたふりでそのままお持ち帰りして、この話は終わり、でもいい気がする。(私ならそうしたい爆笑)


演技が尖っていようと、やはり前回のキム・ギテクにはお子ちゃま感を抱いてしまう私だ。


そしてスレギなヒョンソクが最高!ほんとコイツ刺されて当然(で素敵)。


〈ファントム〉のエリックのカテコの如く、前回のギテクが最後の暗転の直前に携帯を耳に当て直したの、通報するつもりかとびっくりし、


初回のプンレさんは違った気がしたので、今日は気をつけて見ていたら、ジョンモ氏はひたすらエリックを見つめていた。やはり、ギテクだけ?


他の回を見た人もギテクそんなだったと言うので、彼なりの解釈があるらしい。


そうでなきゃこの男、「あまりモノを考えない盲目的なタイプ」とでも思うしかない役回りだから。


行動を起こして彼女の思い通りにさせない決心なのか?通報して彼女の手に金が残らないようにするためとか??


この作品がなぜ多くの観客から鼻で笑われたのか。私は好きなんだけど(単純素直?)「何ソレ」とならないのは、隅々まで理解していないからだろうか。


今日も「その夜」再現シーンの緊迫感が気持ちよい。(あるとするなら) 台本の欠点を音楽の良さと歌唱力が覆い隠しているんだろうか。ピアノと歌が凄いと思う。






10/4

元々9/14だったマッコンが10/4に延長されたおかげで見落とさずに済んだ現在マンネのチェ・ジェウン。


延長ということは、知らない間に評判が高まって人気作になったんだろうか…チケット買えんるだろうか…と心配になり人に聞いたら、全くそんなことはなく、相変わらず買い放題だと言う。


人呼んで「謎の延長」笑い泣き


そうは言ってもカウンターを見ていると、皆7回観覧プレゼントのフォトブックを続々と受け取ってるし、6冊くらい抱えてる人もいる。回転客は結構多かったってことだ。(俳優パワー?トリプルハンコデーの威力?)


そんな中、私としては今日も面白かったニヤリ


1番普通の人っぽいメレデス。そんなに怖く無かった。エリックに当たるのも義憤が強いような気がするし、お金を被害者に返す可能性も高そうに見える。


そのエリックだが、声が聞けさえすればなんでも良いよと思わせるマンネのあの声。うっとり。


エモーショナルな響きがドラマちっくさを盛り上げる!


エドで満たされなかった部分を与えてくれた彼をちゃんと愛してる。ヒョンソクみたいに利用する気満々には見えない。


チェ・ジェウンは、ほぼ善人(ミルク・ホワイトとか笑い泣き)でしか見てなかったから、ダークな感じが新鮮だし上手くて良かった。


最初はこんなに真面目で素敵な人、迷わず受け入れなさいよ、と思ってしまう。


実は前回も今回も、エリックとエドの配役が逆でも良いのじゃないかと思ったけど、表と裏の姿を考えればこれで良いのかも。


さて、ラブラブカップルで有名な今日の2人。


エリックがどんな風にエドを愛してて、どんな欠乏を抱えてるのか分かってる「男」は、それもひっくるめて愛してるし、自分自身がエリックに愛されてる自信もあるみたい。


前回はひざまづいたまま見つめて終わったけど、今日はエリックの横に座って寄り添っていた。


お金とか犯罪なんかはどこかに行っちゃって、後を追うんじゃないかと思った。


毎回良くできたセットだと思って見ていた。

動く部分といったら背景下部分の後ろ側にあるカーテンだけで、特に予算をかけていないように見えるからだ。


シンプルなセットなのに、照明効果と相まって非常に効果的だったと思う。