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北極並みに寒い自由劇場にて。
1. 舞台セットが作り込まれていてカッコいい。
2. 照明がカッコいい。
3. カッコいい照明効果で登場するチョ・ファンジが、非常にカッコいい。
1人が「真実を言え!」と迫り、それに対抗するもう1人が自らの内面に向き合う構図は〈ザ・テイル・エイプリルフールズ〉を思い出させる。しかも片方が不思議な存在で、「2人」という単位でいいのか迷うところも同じ。
ファンジ君は〈チャミ〉でも見たが、絶対こっちの方が彼の魅力を堪能できると思う。姿もナンバーも絶対者の雰囲気に痺れる。(衣装もかっこいい)
元ドラエ、ウノ君の博士も弱っちい人間の雰囲気でケミが良かった。でも歌声は弱っちくなかった。
月曜日にやっている唯一の作品なので見たようなものだが、この2人の、この舞台は見る価値があった。(という事はおそらく、他のペアも然り。)
ストーリーは…耳に入って来ない言葉がたくさんあって、何か言えるほど理解していない気がする。
俳優の責任ではないけど、一緒に来るかどうか神がビクターに二者択一を迫るくだりは、神のくせにケチくさいな!と思ってしまい。神なのに凄く少ない救いの可能性しか与えなくて選択肢がセコいと言うか。
本当の神じゃなく、未熟な博士が頭の中で作り出した存在だとしたら、その程度で仕方ないのかもしれないが。
そんなところが気になるということは、物語の本質に近づいていない証拠かも。
(この後、関連記事を読んでいたら、作家と作曲家が〈ザ・テイル・エイプリルフールズ〉と同じだったので、既視感は間違ってなかったらしい。)