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検閲を受けた戯曲だけを上演できる、とある国家。
劇場で結婚式が行われるので、たくさんの招待客が訪れている。司会者が式次第を述べ、新婦が入場する。
会場の扉が閉まると、新婦はいきなりベールを引き剥がし、新郎やその友人は舞台上にオフィスの椅子とテーブルを並べ始める。
司会者は「危険を承知で、秘密の演劇を見に来てくれて感謝している」と観客に挨拶する。検閲を受けた作品でないことを再度確認し、やはり危険すぎるので帰りたいと思うなら今出て行って構わないと促す。
始まる前に劇場ロビーに、舞台席の案内をする長身の男性アッシャーが目についた。いつもは見かけない人たちなので、変な気がしていたのだが、
単なるアッシャーではなく、どうやら外部の動きを探り、劇場内の安全に気を配る役目らしい。現実と演劇の境目が曖昧で良い感じ。
そうして、問題の演劇が始まる。初めて戯曲を書いて提出した青年が、政府の文化部に呼び出されるのが第1シーンだ。
そこに集中して見ていると、突然外部から音が聞こえてきて、新郎の友人が外に飛び出していく。芝居は中断、舞台上では物を動かしたり、衣装を変えたり、慌ただしく結婚式の体裁を整えている。急いで被り直した新婦のベールは少し曲がっている。
「結婚式を挙げているんです」と外のロビーで説明する声が聞こえ、舞台上の人たちの表情には緊張が走る。
やがて、戻ってきた友人がOKサインを送ると、司会者が演劇の継続を客席に告げる…
と、こんな調子で、演劇の中の演劇の、そのまた劇中劇があったりして、見ているこっちは世界の境目が分からなくなってくる。
ストーリーは予想のはるか上をいく展開で結末を迎える。演劇が終わっても客席はポカンとしたまま。
えっ?これで終わり?!
でもそれは、あまりに意外で、席を立ちながら、うわっ!何これ!!!やってくれるじゃん!と言う満足感が湧き上がる。
これは、決してネタバレしてはいけない。
なので、見た人が皆「面白いから絶対見に行って!何も説明できないけど。」と言うのが話題になっていたくらい。
最後のセリフが効果抜群なのだが、書けない。
覚えておくしかない

久しぶりのアン・ジファン♡
歌わないのが玉に瑕。

毎回話題の芳名帳。
ソン・リリン:結婚は2人の人間が舞台上で繰り広げる演技のようなもの。
ロバート・ロス:あいつほどじゃなくても、僕のことも愛してたじゃないか。
ヴィンディッチ:グレース…僕たちもうこの部屋を出よう。
ユチャン・ジェス:カイマン…僕を愛してたんじゃないの?ㅠㅠ
ミルク:クレイジーホワイト
シルビア:大丈夫、きっと大丈夫
ジョセフィン・マーカス:元カレの結婚式に来た
などなど、色々な作品のキャラクターからのメッセージが笑える。
8/2
真実。嘘。事実。創作。虚像。歪曲。文化。密かな洗脳。
そんな単語が思い浮かぶ内容だった。
メイとベクスが同じキャストだったし、シングルキャストはいないので(見た人なら分かるアレ)、他の人も見たい気がするが、
女性に服を脱がされていく長男の三角筋、大胸筋、上腕二頭筋、僧帽筋もモロに観察したし、(//∇//)
話の仕組みが分かったので、満足して終了。
前回見た時は、大多数の観客が呆気に取られて席を立てずにいたが、今回は経験者が増えたのか、勝手知ったる様子でロビーに流れて行った。
観客の反応が違うので前回の「最後のセリフ」は出てこなかった。アドリブだったのだろうか?
「ベクス役のチャンヨンさんがくっそサイコー(原文どおり)」と聞き、ジェファンさんはドタバタ感が過剰な気もしているので、確かにチャンヨンさんは見たかったが、
9月はどうせなら、歌のある〈ダチョウ少年たち〉に行こうと思う