2025 夏の作品 (3) | 韓国ミュージカルを 訳しまくるブログ

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韓国ミュージカル
全ては自分の予習復習のため
(注意: 目標はネタバレ100%)
近頃はメモ付き写真アルバムとしても使用中。

 

 

 

今夜、世界からこの恋が消えても 6/13〜8/24

@Librarytheatre_

(抜粋) 

 ミュージカル「オセイサ」は、いじめられる友人を助けるために偽りの告白をした透(トオル)が、寝て起きれば前日の記憶が消える先行性記憶喪失症を患う真織(マオリ)と偽の恋愛を始めてからの体験を描く。初々しい青春ロマンスで始まり、記憶と記録につながる展開は、原作の感性を期待する人たちに高い満足度を与えるものと予想される。

​ ここにマオリの記憶問題を知って寄り添う親友の泉(イズミ)や友人たちが積み重ねていく思い出の瞬間と、観客がマオリの記憶喪失をしばらくでも経験できるように構成した演出など、刺激的な事件のない作品にダイナミック要素として作用し、ミュージカルだけで感じられる魅力ポイントになる予定だ。

 


 一条岬の「今夜、世界からこの恋が消えても」のミュージカル化で、〈長い長い夜〉や〈ライカ〉と同じ制作会社。

 原作と映画は韓国でも大人気とのこと。

 日本では通称「セカコイ」として知られるが、韓国では「オセイサ」と略されるらしい。

오늘밤 ヌルパム (今夜)

세계에서 ゲエソ (世界から)

이 사랑이 サランイ (この愛が)

사라진다 해도 ラジンダヘド (消えても)

 

なぜこんなところにジウ君がいるんだろう?

 

 

 

ドゥノット·ディスターブ 6/10〜8/31

@kontentz

(抜粋) 

小説「ドゥノット·ディスターブ」が原作のこの作品は、外部と断絶したまま会員だけが出入りできる奇妙なホテルエレボスを背景に、希望する欲望を叶えてくれる神秘的なホテルに入城した人物たちが、各自の秘密を抱いたまま繰り広げる予測不可能な事件と絡み合った関係をミステリーな雰囲気で描き出す。

 

作品は原作小説特有の感覚的叙事、残酷童話と古典説話を連想させる独創的な世界観を土台に舞台上に現実と幻想の境界を具現し、新しい次元の期待感を醸し出す。 特にジャンル特有の深みのある関係性を土台に、人物間の感情線とサスペンスを中心に原作を再解釈し、一層緻密で繊細なキャラクターを披露すると予告する。

 

家の中に閉じ込められたまま暴力に苦しめられ、毎晩夢に現れる怪物を美しい存在と考える「ジェス」は10年前に亡くなった母親が残したエレボスホテルの特別会員権を相続し、夢の中の怪物を描くために「お客さんの夢を叶えてくれる」というホテルに向かう。 そしてそこで謎の人物「カイマン」に出会い、一気に恋に落ちる。

 

一方、ホテルで欲望を満たしていた人々は連続殺人鬼の登場で恐怖に包まれ、「ジェス」はホテルに怪物が住んでいることを知ることになるが…。

 

大雪で孤立したホテルで死んでいく人々、「カイマン」の誘惑、そして彼に対する疑いと欲望の間で「ジェス」と「カイマン」はお互いを救うことができるだろうか?

 

 

 

ザ・クリチャー 6/17〜8/31

@gleam__company

「神よ!私は懇願しましたか? 
泥で私を作り、
人間にしてほしいと頼みましたか?」
 人々の虚しい希望の中で破滅した怪物は今や人間を越えた存在になり、怪物を創造したその瞬間から始まった悲劇により徹底的に崩れていった博士は、自分の被造物を恐れる。
 そしてミュージカル「ザ·クリチャー」の舞台には、今や世の中の果てで再び向き合った博士と怪物、2人だけが存在する
 冷たい北極の氷と闇の中に消えた博士と怪物。すべてが終わったと思ったその瞬間、彼らの話が再び始まる。
 終わりではなかった結末、そして新たなスタート。メリーシェリーの古典「フランケンシュタイン」の最後の章はミュージカル「ザ·クリチャー」で再び書かれる。
 
【博士】
本名ビクター·フランケンシュタイン、創造者であり求道者。 
「お前の姿を見ろ、ただ醜い怪物に過ぎない!」
 
【怪物】
博士によって創造された被造物、復讐者であり同伴者、そしてもう一つの何か。 
「私が醜いのは、あなたの姿を真似て私を作ったから!」
 

 メアリー・シェリーの書いた「フランケンシュタイン」の北極以降の話ときたら、韓国ミュージカル好きは黙っていられない設定。期待度が爆上がりしそうだが、それが丁と出るか半と出るか?!
 本家フランケンシュタインで怪物役を演じたパク・ミンソンが博士役を演じる。久々に小劇場に帰ってきてくれたのも嬉しい。
 

 

 

スワッグエイジ 6/20〜8/31

@pl__musical

私たちの小さな声が世界を変える!

私たちの願いは自由な世界、新しい世界!

 “時調”が国家理念である、想像の中の“朝鮮”。

 人生の苦しさと逆境を時調に込めて払いのけてきた百姓たちだったが、謀反によって時調活動が禁止され、自由も幸せも忘れたまま生きていく。

 そんな中15年ぶりに誰もが参加できる朝鮮時調自慢が開催されることになる。仮面の下に正体を隠して両班の悪行を暴き、幸せな世界を作るべく結成された秘密の時調グループ・骨彬堂(コルビンダン)はこれをチャンスとして朝鮮に新しい風を起こそうとする。

 一方、王の裏で権力を握る時調大判書であるホングクは、自身に関する悪い噂を流しているという理由で骨彬堂を捕まえようと策を練るが…   

 
【作品概要】
若く、独創的な新進クリエイターたちの奇抜な想像力で作られ、韓国公演界に新しい反響を起こしたミュージカル『スワッグエイジ:叫べ!朝鮮』
 
時調(韓国固有の定型詩)が国家の理念である想像の中の朝鮮を背景にしたユーモラスなストーリーで、自由と幸せになる権利のために堂々と自分たちの物語を叫ぶ民の姿は、現代社会を生きていく私たちにも共感を生む。
 

何と言うか、もはや説明は要らない気がする。韓国ミュージカルに興味があって、まだ一度も見ていないなら、必ず見るべき。

 

 

INDEXに資料あり。(だいぶ前のものだから添削した方が良いかなうーん)
 
ヒジュン/スハのレジェンドペアに加え、コルビンダンのオリジナルメンバーも揃っていて嬉しい。
 
ダン役はイム・キュヒョンもめちゃくちゃハマっていそうで見逃せないし、再演から3回目のパク・ジョンヒョクも若々しくてフレッシュで(もはや貫禄のヒジュン君より実は)好き。
 
押しも押されもせぬトップ俳優のキム・スハはこの作品好きなんだろうな。また出てくれて。新入のジュ・ダオンも引っ張りだこの人気者。ジンのようなキャラクターは似合いそう。
 
コルビンダンリーダーのシプチュにジン・テファが参加。〈ライカ〉のバラ赤薔薇を熱演中の彼、あらゆるタイプの作品を駆け巡っていてちょっと尊敬している。
 
5/31には〈ランボー〉と〈ドリアングレイ〉を掛け持ち中のソン・ユドンと2人の来日コンサート(夢友)だが、なかなか贅沢!