12/15〜18で〈声プロジェクト音楽会〉のために追加した渡韓。張り切って枠を作った12/16だったが、前述のようにお断りされてしまった。
(コンサートの)ついでに〈マタハリ〉〈長い長い夜〉他2本、計4本のミュージカルも追加したので、渡韓自体をやめるオプションはなし。
(いつかバチが当たりませんように)
では、空いてしまったコンサート枠はどうするか?
演劇〈サイレントスカイ〉なら月曜もやっているのは把握していて、ドラマ賢医に登場するミナ先生ことアン・ウンジン主演で魅力的だったのだが、本国のインターパーク単独なので残席数を調べることもできない。満席だったら困る。
そんなある日ふと目にしたのは
〈ワンダーランド・フェスティバル〉
以前目にしていたのだが、この期間は渡韓予定が無かったので意識から消えていたのだ!
良いじゃん、これにしよう!とポチったのは本番10日前。まあまあ前方にキャンセルが出ていたのを拾えてラッキー。
会場はノートル=ダム聖堂、ではなく、とんでもない坂の上にあると噂に聞いていたキョンヒ大学平和の殿堂。どちらかと言うと市内から遠いので、夜帰れるのかも心配。
1号線のフェギ駅から大学後門行きのマウルバスに乗れば徒歩距離を少しは減らせるとの情報をゲット。帰りもどうにかなりそうだ。
地図検索ではマウルバスを降りてから徒歩9分だが、ノロノロ休みつつ登る。気温は0度。でも暑いからコートを脱いで登った!急ぎ足だったら酸欠で倒れていたと思う。
豪華な会場。
豪華な出演者。ランニングタイムは180分の予定だったが、おそらく200分はやっていたと思う。(お話も挟まれていたのでね)
トップバッターは復帰後初めての舞台というパク・ヘナ様。
1曲目はレッドブックの「나는 나를 말하는 사람(私は自分を語る人)」
今回が初披露とのこと。大人のしっとり感をプラスして、歌じゃなくドラマだった。
2曲目は「Define gravity」
ちょうど昼間に映画のウィキッドを観たばかりだったので喜びが2倍。彼女の歌声に鳥肌/うなじが逆立つ感じ。ブランクを全く感じない。박혜나는 박혜나다!
ピルソクさんはラマンチャの男で登場。ドン・キホーテを演じたいから、その日が来るまでこのナンバーを歌ってアピールし続けるのだそう。2曲目はSOMLから「ナビ」。文化遺産と言って良いのでは?
イ・ヘジュン氏はエリザベートとフランケン。私は彼にもフランケンにも特別な思い入れはないのだけれど、自分でも意外なことに彼の「ナンケムル(怪物)」を聴いていたら涙が出た。やはり人気には理由があるのか。
ミン・ウヒョク氏は新作スイングデイズとレミゼから歌っていたかな。ヘジュン君とフランケンも。
そして公開約束。「来年は痩せます」(うける)
理由は後輩たち、特に若手のイヘジュンのカッコ良さに自分はこれで良いのか?と思ったから。
ウヒョクさんは2021年MAのフェルゼンを演じた時、スッキリほっそり変身して非常にカッコ良かったので、ぜひ頑張ってもらいたい。
ヘナさんとウィキッドナンバーをデュエット。「映画の吹き替えを舞台メンバーが全員担当してすごいですねー、僕じゃなくてウンソンが選ばれたみたいだけど」(うける)
リナさんの「世界が私のものだった頃」素敵だった(ドレス姿も美しい)
ムラムラとモンテクリストが見たくなる!後半から参加するジキハイも歌ったけどメルセデスの時の方が私は好きだ。
ヒョンギュンさんとスハちゃんでハデスを歌うかと思ったらフェイントでミスサイゴン。
それでもヒョンギュンさんは勇壮なシラノとしっとりしたHOPEも歌ってくれて堪能できた。
スハちゃんは、ヘジュン君ともTik Tik Boomかと思わせてエリザの「私が踊りたい時」でフェイントだった。Tik Tik Boomでずーっと争う間柄なので、対決する歌を歌いたかったそう。
実はこの日のメンバーの中で一番聞きたかったのがコ・フンジョン。キングアーサーのアーサー王で、最初はチュンジュさんのようなスター的なキラキラがなくて、ジミと言うか、特記事項なしという感じだったのだが、回を重ねるごとにまさしく作品中のアーサー王そのものに見えてきた。ただの羊飼いが突然王となる驚きやとまどいや苦しみや決心がアーサーの誠実な人柄と共に迫ってきて一番お気に入りのアーサーだった。
キングアーサー、もうやらないのだろうか
2022年のキングアーサー以来、2023年にパリパン店というミュージカルで一度見たきり。歌声が懐かしかった。
歌ったのはウヒョクさんと共に出演しているスイングデイズのナンバーとパルレの「ちゃむいぇっぽよ」など。ピルソクさんともデュエットしたのは何の曲だったか?
ハデスタウン経験者の女性3人で、カーテンコールのアカペラナンバー「乾杯」も歌ってくれた。超素敵。
セットリストが見つからないので記憶が定かではないが、各俳優さんのソロと様々なデュエットで予想がつくナンバーもあれば、意外なナンバーもあり、充実したコンサートだった。
ということで、前回見忘れた映画のウィキッドも見られたし、最終的には素敵なコンサートを楽しめたので、追加渡韓は大成功
「ワンダーランド・フェスティバル」というこのコンサート、年末恒例のイベントらしいので来年からは網を張っておこうと思う。