演劇〈大虐殺の神〉観覧 | 韓国ミュージカルを 訳しまくるブログ

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韓国ミュージカル
全ては自分の予習復習のため
(注意: 目標はネタバレ100%)
近頃はメモ付き写真アルバムとしても使用中。

12/8

芸術の殿堂の自由小劇場。舞台や座席の感じが世宗文化会館のSシアターによく似ている。


紹介記事

https://www.kbsworld.ne.jp/entertainment/view?blcSn=68394&rowNum=1


何となく想像がつく感じはするけど、どれだけ凄惨な喜劇なのか楽しみにしながら見たら、


思ったより凄まじかった

凄惨?
何と形容したらいいのか、ちょっと引くほど

激しい表現があって、ヒェーとなったり、綺麗な女優さんがそこまでする?驚きアセアセとなったり、表現が過激!そう「過激」が合っているかも。

大量の黄色いチューリップがバシンバシン叩きつけられながら舞台中に散乱した時は、生花ぽいのに可哀想、勿体無い!とドキドキしてしまった。


1番最初、舞台が明るくなると妻同士が微動だにせず、最高の笑顔を浮かべて見つめ合いながらソファーに座っているんだけど、

逆に戦闘体制100%な雰囲気が怖いやら可笑しいやら、期待を掻き立てるオープニングだった。

セリフの応酬で、しかも内容が子供のケンカから文化論、夫婦の不満のぶつけ合いまで、

夫婦vs夫婦、妻vs夫、個人vs個人というように、フォーメーションまでくるくる変化しながらどんどん話が進んでいく。自分の敵であっても、別の敵の敵なら味方というわけで。

理解できたの半分くらい?でも笑える爆笑

事の発端は子供同士のトラブルだけど、親たちの方が実は幼稚?

「大虐殺の神」というのは、ベロニクのアフリカの政情かぶれの話に出てくるのだが、アフリカの神様らしい、たしか。

しかし、お上品に始まる「起」、話し合いがだんだん拗れてくる「承」、ついにそれぞれの本性があらわになる「転」で幕が下りて、「結」が無いので、この人たちがこの後どう収拾をつけて生きていくのか、何か未来を感じたかった。

さらけ出してはちゃめちゃになるのが「結」なのかもしれないけど。

結局この人たちは、何も無かったし、見なかったことにして日常を回復するような気もする。

別キャストでもう一度見る予定だったが、50%割引のグルーミーサンデーに誘惑されてしまい2回目は無し。