演劇〈テーベランド〉観覧 | 韓国ミュージカルを 訳しまくるブログ

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韓国ミュージカル
全ては自分の予習復習のため
(注意: 目標はネタバレ100%)
近頃はメモ付き写真アルバムとしても使用中。

1/14。
家を出てから遅延1時間を含む10時間後に到着したのは…

輝く忠武。だけど目的地は地下。





脳が疲れるから今シーズンは見ないつもりだった。日本版も見ず、戯曲も読まず、いきなりチャレンジした前シーズンの記憶が重い。

到着日いきなりの韓国語についていかれるのかも不安だ。しかし、カン・スンホ君だけは見ておこうかと。

財閥家の末息子に出演されていたのでミーハーでキム・ナムヒさんも見たかった。

(各作品一度は見ると約束したレオ君ごめん)

前シーズンで大まかなイメージ構成が把握できたせいか、今見ると…この劇って、

めっちゃ面白いかも!(あらすじは各自検索のこと笑い泣き)

現実だと思っていたバスケコートのシーンを含め、演劇を作る過程と、演劇の練習/試演のシーンを演じる演劇として捉えることも可能かもしれない。

スンホ君は見るたびに幼さが増して見える。(サウンド・インサイド比)

マルティンが幼いのは知識のなさやマトモに成長していないところからくるようだ。けれども素朴に発せられる質問が鋭いところを突いていたりもする。生まれ持った素材がちゃんと磨かれれば、素敵な青年になっていたのかもしれない。

幼さが垣間見えるマルティンだが、フェデリコに変わるとふっと雰囲気が変わる。不思議なくらい。

フェデリコは思索的な雰囲気を漂わせているし、モーツァルトを聴いて楽曲名がスラスラ出てくるような教養を感じる。スッとした立ち姿がマルティンより身長が高いかのような印象さえ与える。そんな事はあり得ないけれども。(一人二役)

台所の再現シーンでは、淡々と説明しているのに半端ない緊張感で怖いったらありゃしない。本当にこの人の演技は…ガーン


キム・ナムヒさんはとても通る声で「舞台俳優!」って感じだった。そして何となく可愛げのあるS。

一幕最後に、ページ何枚分かにマルティンが書いたバスケットボールに関する用語を読み上げるところ、ものすごい偉業のように感じて拍手喝采だった記憶がある。読み上げると言っても何も見ずに記憶して言うわけだから。

ところがナムヒさんは、さほど難しさを感じさせずに朗々と語り続けるものだから、前より短く感るほど。もちろん、短くなったわけではない…よね?


上演されている中劇場ブラックは(半)円形の舞台だ。移動しながら反対側で後向きにセリフを言われると、必死に聞き取っている人間にはキツイものがある。よほど小さな劇場じゃない限り、演劇でもマイクを使ってくれるようにならないだろうか。お願いします。