〈マリー・アントワネット〉観覧2024 | 韓国ミュージカルを 訳しまくるブログ

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「私たちが夢見る正義とは何なのか」


意外に社会派テーマの割に深刻すぎず軽すぎず、切ないラブストーリーの絡まり具合も絶妙。


なぜか前シーズンより好きになった感のある〈マリー・アントワネット〉。2回目観覧の感想を追加した。



3/29(金) マチネ

オクデンはもう十分見たと〈レベッカ〉はスルーしたが、マグリッド役に興味を惹かれて〈マリー・アントワネット〉のマチネを見た。


3人のマグリッド役が全員魅力的なので、唯一この作品しかやっていない枠で選んだらこのキャストだったとも言う。


結果は…やばい!結構泣いてしまった。2幕はあっという間に過ぎ去り、ついうっかり感動まで!


ソヒョン、ソヒャンのマリーを見ているが、ジヘマリーが超良い滝汗


冒頭、ハタチそこそこの小娘感が最高。よく言えば無邪気、悪く言うとおバカ。


若い俳優はこういう所が有利よね、一瞬そう思ったが、実は彼女もそう若くはない。演技力に脱帽である。


首飾りの請求をされるあたりから鋭くなっていくのだが、怒っていてもあくまで上品。貧乏人が似合わないのが彼女の弱点だけど、ここでは彼女の持ち味が最高に生きている。


息子を奪われた時は歌と呼べないほどの乱れぶりがこちらの心を揺さぶる。


裁判シーン。ほとんど動かず静かに歌い出した時の、ハッとするような高貴さ。それまでとは全く違う声。


彼女の声は凄い。トーンというの?単なる美声じゃなくて、衣装を変えるかのように声が変わる。


彼女の〈マリー・アントワネット〉を見られてよかった。また見たい。


マグリッドは最初、喉の調子が悪いような気がした。しかし、それは問題じゃない。とにかく上手い❗️


マリーと対比する存在としてのマグリッドを的確に表現するディテール。ドラマに深みが出る気がする。


とにかくこの2人。凄く良かった。


ヘジュン君は私に作用しないタイプのイケメンらしいのだが、モーツァルトよりフェルゼンの方が似合う気がする。真面目で芯がある一方、感性あふれる男。オープニングと同じ、知らせを受け取るシーン。えーん泣くしかない。


ミンソン・オルレアンも期待を裏切らずネットリ。今回が彼を見る11作品目。もはや親戚の気分。


ヒロイン2人の双璧、脇を固める実力者の面々。馬鹿にできない〈マリー・アントワネット〉。高いチケット代を払っても見る価値がある。




5/17 マチネ

やはりイ・アルムソリ姉さんは見ておきたいので。


またヘジュン君か〜えーというのは感謝を知らない人間の言い草だろうか。


いざ始まったら、死刑執行の知らせを受け取るフェルゼンの、多くを語って余りある表情で何かがズシンと降りてきた。一気に作品の世界に誘われる。ヘジュン君に対する上記発言をお詫びします。てへぺろ


出演陣の圧倒的な歌唱力に、何度かこめかみがゾワーっと逆立つ感覚に襲われる。目が覚める面白さ。


MAにお金出すのは惜しくないと思った。(私にしてははかなりの高評価だ)


それにしても、今日も良かった!


歌にしろ演技にしろ、欠けるところが無い。むしろ素晴らしい。(指揮はムンジョン監督だったけど、前もそうだったかな?)


まだ先のあるベンジャミンやめて追加しようかと考えたが、もうすぐ終わってしまうから無理だった。


ところで…観劇スケジュールでイアルムソリ(とノユン)を後回しにするのは損失ってことを知らない人は多い。もったいない。