〈アガサ〉観覧 | 韓国ミュージカルを 訳しまくるブログ

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韓国ミュージカル
全ては自分の予習復習のため
(注意: 目標はネタバレ100%)
近頃はメモ付き写真アルバムとしても使用中。

2/2

 

初アガサ。

空き舞台は撮影可。何となく〈燃ゆ〉を思い出させるモノトーン。鮮やかなプロジェクションを活用するので、色は邪魔になると思われる。

インターバルにはおどろおどろしい赤。

 

中継じゃなく実際の舞台で見て、あるセリフが布石だったと分かったり、やはり全体が見えるってのは大事。

ちょっとショーっぽいのが豪華さなのか、安っぽさなのか微妙な分岐点を、豪華さ方向にもっていくのに成功している。とりあえず大変面白い!結末のひねりがしゃれている!

 

細かい演出が変わって、わかりやすくなった。

 

最初にアガサがお茶を淹れるときに、お茶会のメンバーの名を呼びながら一言付け加えるとか、レイモンドに犯人を当てられてティーポットを落としそうになるとか。ナンシーの事故がでっち上げと明らかに示されるとか。

 

中継バージョンでは、「作家としても女としても失敗した」とナンシーが言うけど、アガサが自分で言うようになった。

 

実は中継も最後までは見ていなくて、今回ナンバーだけ9割ほど訳した状態。だから場面同士がどう繋がるのか初めて知った。

 

若干、消化不良気味なので次が楽しみ。

 

しかし、正体が何であれ、あんなにせくすぃエレガントな美男子(ロイ)が出てくるなら、悪夢でも大歓迎かもしれない。悪い誘惑というのは、あれほど魅力的だという真実を表現しているんだろうか。

 

ナンシー役のチョン・ダイェさん。チャン・ボラムさんと見紛う舞台映えのするプロポーション、と思ったら〈ピファダン〉でボラムさんと同じ役だそう。歌声の美しさ、思わず目がいってしまう華麗なダンス。活躍して欲しい。

 

 

2/29

 

今日も面白かった。推理小説を読みきったかのような充実感。とは言え、私の中でアガサの頭の中と現実の境がまだ曖昧なとこある。

スジンさんは、どの役で見てもなんか好き。

 

初回のギョンスロイの色気は比較対象が無いのでピンとこなかったけど、サンホさん見たら分かる気がした。サンホロイは少年ぽい真っすぐさを感じる。(後から当日の感想を読んだら「せくすぃ」と表現していた!ピンときていたじゃないか。)

 

特に熱血ファンではないのに、なぜギョンスさんを選んで見てしまうんだろう(目もちっちゃいのに)?「舞台で醸し出す雰囲気がイケメン」と言われ納得。(いや、何より声が素敵。)


レイモンドはメリシェリに続いて2回目のギボム君。彼は人気者になるしか道はない!顔がいいし上手いし、もうしょうがない!

ただ、愛くるしい顔に似合わない深い声に一瞬戸惑ってしまう。

 

警部役のイ・ジヒョンさんどこかで見た気がした。フランス革命のジャコバン派のイメージがして調べたら、〈マリーアントワネット〉のアンサンブルだった。うまい印象があったのかもしれない。

 

台本が貰える日だった。得した。

 

 

3/3

3ロイをコンプリート。4ロイだったの忘れてた。

 

ジェボムロイは、シンプル。配慮とか忖度とか一切なしに職務に忠実。だから、アガサに受け入れられたい気持ちも一筋な感じ。純粋と言っても良いかも。

 

当然の行動なのになぜアガサがためらうのか、本当に理解できずにイライラする様子。だからこそ、「悪魔」と表現する方がいるのもうなづける。

 

アーチ、ポール、ベスも別キャストで見られて良かった。落ち着いた感じのアーチ、憎らしいポール(私にとっては永遠のホロセ)、声量のあるベス。ナンシーはやはりダイェさんのゴージャス感が好きだった。

 

総マッコンだったので舞台挨拶があった。とても楽しいカンパニーだったようだ。警部役のカン・インデさんはご老人を招待して舞台を披露する活動を主にしているのだが、大学路の舞台が楽しすぎて、活動の割合を変えるつもりだとのこと。

 

脇役から挨拶をしたので、中央に立っていたジェボムさんは順番を抜かされてスネた素振り。自分の番がようやく回ってきたら、「言いたい事がた~くさんあったのに、後回しにされたから全部言われてしまって、言うことがない。カムサハムニダ。終わり。」泣き笑いそこまですねるか?

 

MCが何か一つ言ってくださいよ、と慌てて取りなしたら普通に挨拶していたけど、まったく一筋縄ではいかないオモロイ人だ。

 

スジンさんは台本を受け取った時に難しくて、経験者が面白いと言う理由が分からなかったそう。ある日それが理解できてから、アガサが人生キャラクターになったとのこと。

 

全員の挨拶が終わり、MCが「各自の迷宮に消えて」という合言葉を言うようにアガサに合図しても、スジンさんは最初、「言えない…」と涙。

 

それでも気を取り直し、キメのセリフの後に「M.5夢の中に」を客席のコーラスを交えて熱唱。途中から他の2人のアガサも登場して参加。とても感動的だった。

 

〈アガサ〉、また遠くない将来に戻ってきて欲しい。(スジンアガサも。)

 

(台本も頂いたので、ただいま字幕作業中。来週中には完成させたい。)