〈ブラック・メリーポピンズ〉観覧 | 韓国ミュージカルを 訳しまくるブログ

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韓国ミュージカル
自分の予習復習用につき、かなりの偏りあり
(注意: 目標はネタバレ100%)
メモ付き写真アルバムとしても使用中

① 9/24はこちら

 

 

 

② 10/25

今日はノユン・ヘルマンだーラブとウキウキ向かった先がリンクアートセンター。人がいない!時間を間違えた⁈と焦る。

 

間違えていたのは劇場だった。「ソギョン大学公演芸術センター(長い!)」に戻ってキャスボを見たらキャストも間違えていた。正しくはファン・フィ君。(脳がやばい)

 

舞台に流れる感情が生々しくて、ブルメポでこんなに泣くとは…。久しぶりの劇場のせいか?俳優たちの熱演のせいだろう。

 

デヒョンさん、海賊では苦手だったけど、ハンスのきめ細かい演技がとても好きだ。

 

中継で見たファンフィ・ヘルマンが実はあんまり…だった。前回は出演が決まってから練習期間が短くて本人も不満足だったそう。今回はじっくり準備するとの言葉通り、グッと来た。

 

大人アンナに見覚えがあると思ったら〈ビューティフルサンデイ〉のウヌか!

 

大人アンナの言葉が素敵だけど、覚えきれない。

「人の心はどんな強制力を持ってしても支配することはできない。閉じ込められた自分を救い出せるのは、一歩を踏み出す自分しかいない。」??

 

記憶を取り戻していくアンナを見ているジュヌ・ヨナスの恐怖が伝わってきて、トリハダが立った。

 

 

③ 11/1 

マチネを悩みに悩んで当日券で。色々見散らかすより極める精神で。前回デヒョンさんが良かったのもある。

 

題材的にこう言って良いのか、ためらいはあるけど

 

面白い!

 

涙を誘う萌えポイント、目の離せない緊迫感。飽きても不思議じゃないほど何度も中継を見たし、調べもしたが、だから理解できて面白いのだろうか。

 

5週間ぶりのギテク君、前回より存在感があった。やはり醸成する?

 

作家へのインタビューで初めて知ったのだが、あの棒は机の足!

『〈ブラックメリーポピンス〉の舞台は、足ひとつが折れた机がひっくり返った姿を形象化しました。3つの柱はハンス、ヘルマン、ヨナスを象徴しています。柱のない部分はアンナを象徴しています。三つの方向は柱で塞がれていますが、残りの方向は柱なしで開いているんです。つまり、アンナが脱出口であることを意味します。』

 

 

④ 11/5

大満足。

 

リュニ・メリーの場合、最初の影絵で操り人形の吊り手を取り出す直前、少し身をかがめた状態から光源に近づくらしく、小さな影がぐわっと大きくなって怖い。そこがガンヒ・メリーと違うところ。

 

そもそも見応えのある作品だが、本編に入るといきなりハンスとヘルマンの歌対決か?と思うほど。一層見応え、聞き応えがある。ノユン・ヘルマンをもっと観たかった。

 

ハンスとヘルマンが「怖いよ」「僕もだ」と抱き合って震えるシーン。秀逸だ。でっかい大人がやっているので忘れがちだが、年端も行かぬ少年たちなのを思い出させる。

 

ヨナスを演じるキム・ソファン君のイメージは最小の身体表現で最大の感情表現。無駄にガタブルしないのに恐怖心が伝わってくる。巧みな表現力と言っていい?

 

ヨナスの記憶は理路整然としていないのだと思う。断片的な映像のような状態?夢なのか、現実なのか。ある部分は消えてある部分は強調されて。残っているとはいえ、子供の頃の記憶なんてそんなものだろう。

 

だから、現実として全部思い出したら死んでしまうと恐れているのだと思った。今日は。

 

アンナは前回同様キム・ソヨンさん。悪くないのだが、若干キンキン聞こえる。ヨナスに「どうしたのヨナス、汗をかいてる」って畳みかけるナンバー。あまりに激しく問いただすので、余計に悪化するんじゃないかといつも心配になる。「どうしたヨナス、なぜお前がどもってるんだ」のヘルマンも同罪だけど。

 

 

⑤ 11/25

いつからか、寝る前のメリーと子供たちの1対1の会話が聞こえる演出に変わった。

 

以前からメリーがハッとするヨナスの言葉はなんだろうと気になっていた。それはヨナスがふとメリーにかけてしまう「オンマ」って言葉だった。子供はリラックスしていると頼りにしている人を「お母さん」と呼んでしまうことがある。ヨナスにとってメリーはそんな人だった。メリーはその言葉の重みを分かっているからハッとするんだろう。

 

寝る前にぴょんぴょん飛び跳ねて、ハンスに小言を言われるヨナス。無邪気で陽気なエネルギーの塊。ヨナスはそんな子供だったんだ。悲しい

 

例の、そんなに追い詰めたらもっと悪化するのに、って心配になるシーン。意識して見ていたらキムス・アンナは落ち着いたトーンで抑え気味だったので、ちゃんと配慮しながら心配してる感じだった。

 

最後の観覧を終えてキャスト全員のポスターを眺めていたら、おば様グループが足を止めて言うことに、「どうしてこんなに誰もかれもイケメンなの?」


韓国的基準で言っても、やはりレベルは高いのね。