〈モンテクリスト2023〉俳優編 | 韓国ミュージカルを 訳しまくるブログ

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マチネ

 

ソワレ

 

今や大劇場作品をけん引する俳優になった感のキム・ソンチョル。さすがだった。

 

若々しいエドモンドから腹に一物を秘めた重厚なモンテクリスト伯まで、魅力に惹きつけられる。

 

初演(チョッコン)の挨拶では3階から1階まで、客席の歓声比べをさせたりして余裕の進行だったが、無我夢中で頭が空っぽなので、感想はマッコンで話すとのこと。

 

客席から見る限りそんな事を感じさせない完成度だったので、今後はどこまで発展するのか楽しみだ。

 

 

ソワレのエドモンドはソ・イングク。演技力は証明されているけど、歌声がソフトだし・・・ミュージカルにはどうなんだろう?

 

やはり呼吸が浅い、とか、歌えるけど歌で語ってない、とか、低めの期待そのままの姿で始まったグクモンテ。

 

それでも1ヶ月後には見違える可能性がある、化けるかも、なんて上から見ていたら、早くも2幕で化けていた!後半はすっかり舞台に馴染んで実力発揮だったので、気付いたらストーリーに没頭して観ている自分がいた。

 

初演挨拶ではソンチョル君と同じ進行カードだったが、イングク君は読むのもカミカミ。そもそも始める時に、ホッとしたようにため息ついたのを見ると、よほど緊張していたんだろう。最初に呼吸が浅かったのも無理はない。

 

数日後に観た方の感想を聞くとますます堂々とした姿だったそうなので、末恐ろしささえ感じる。ソンチョル君よりも筋肉を感じるワイルドな男っぽさがあった。

 

主演の4人とも個性的なエドモンドを作り上げているということなので、ニューキャストに対する心配は捨てて良さそうだ。

 

メルセデスのホ・ヘジンさんは〈ファンレター〉のヒカル役で観たことがある。〈モーツァルト!〉〈フリーダ〉とEMK作品が続いて、今回はメルセデス。上手い女優さんのイメージだったが、私の好きなメルセデスだった。オススメである。

 

ソンミンさん。前半はエドモンドも本調子でなかったので彼女だけを評価できないけど、少し暗いワケありな女性が似合う雰囲気が響いた感じ。後半はメルセデスにお似合いだった。

 

ミンチョルさんは説明が要らないほどモンテゴ。メルセデスに恋焦がれている感が強かったかも。殺人を何とも思わない悪辣な男だが、最後のセリフで1.5ミリくらいは可哀想だと思わされた。

 

ビルフォートはお初のウ・ジェハさん。シャープな感じで雰囲気合ってるし、歌い上げも凄い!と驚いたら19年のベンハーや、20年の笑う男のアンサンブルだったそう。

 

ボムソクさんも言わずもがな。でも神父様ほんとーーーーーーに良かった。笑いポイントだし、泣きポイントだし。

 

ルイザ役は知らない人と思っていたら、チュンソム姉さんで〈パン〉に出ていたパク・ウンミさん!コケティッシュで迫力あってお似合い!カッコいい!カテコの拍手が一段と大きかった。

 

今回アルバートというキャラクターにとても目が行ったのは、キャラクター自体が良くなったのも勿論だが、イ・ジュスン君の歌唱力と演技力で十分に表現されていたからかもしれない。〈エリザベート〉でルドルフを演じたチャン・ユンソク君も実力派だし見てみたい。

 

アンサンブル含め、どのキャストもレベルの高さを感じたが、バレンタインはもう少しできる人がいるのでは?彼女にしても化けるかもしれないので、頑張って欲しい。

 


 

忠武アートセンターは内部工事中で、2階に上がるエスカレーターの奥が塞がれている。裏からは入れない。カフェも無い。


出待ちする空間はある。



年齢表

1983.11.29 ギュヒョン

1987.6.4 ソンミン

1987.10.23 イングク

1990.2.9 ジヘ 

1990.9.11 ウンソン

1991.12.30 ソンチョル

1993.3.31 ヘジン