10月27日
金曜マチネをやっている + アン・ジファンが出る、そんな動機の観覧。
中継を観たはずなのに、話の展開に驚くのはなぜか?中継を見る時はいかに気が散ってるかの証拠。
俳優さん、演技、音楽、そういうものがどうというより、ストーリーに没頭して観ていたかもしれない。
アーリア人至上主義、恐怖と暴力で支配しようとする精神が胸くそ悪い。
マグナスを惑わすクレアの言葉とか、本当にそれらしくて、邪悪なものは光のベールを被ってるって聖書の言葉は正しい。
観劇中の鬱々とした気分が〈ホープ〉の時と似てる気がした。こちらの方が直接的にナチに近いけど。〈ブルメポ〉もだし、ナチが顔を出す作品が多い?
韓国産のお話だから、現実の歴史に照らして考えるのは注意しないといけない気もする。
2022年の初演時は人気が鰻登りで、当時大学路で一番チケットが手に入らない公演と言われていた。
今年はドリームアートセンター3館から広めの1館に場所を移しての再演。
フェンシングの練習を大分したのだろうと思わせる若い俳優たちの動きは即熱演となって、これ以上狭い舞台でどうやって演じていたのか心配になるほどだ。
(つまらない写真だな) 抵抗活動でまいたビラが壁一面に。ドイツ語なので綺麗さっぱり読めない。
そう言えば、終盤天井から客席にバサバサとビラが降ってくる。リピーターなのか皆さん知らんぷりで通り過ぎていくが、私は1枚お土産にいただいてきた。