全4回観覧のまとめ。
9月14日
客席のプロデューサー(観客)に自分たちの作ったミュージカルを紹介するダグとバード。働きながら作品を練り上げ、どうにか倉庫は借りられたが、俳優を雇う余裕は無く、自分たちで演じるショーケースを開いたのだ。
第1シーン!第2シーン!と2人が紹介していく劇中の作品グーテンバーグのあらすじは…。
ワインを作る仕事をしているグーテンバーグ。ヘルべティカという若い娘が素足でブドウを踏み潰す仕事をしている。社長のグーテンバーグに気がある。
若い母親の赤ん坊が死んでしまい嘆いている。字が読めないために、薬と間違えて毒のようなもの?を飲ませてしまったためだ。
ブドウの圧縮機をアレンジして印刷機を作ることを思いつくグーテンバーグ。もうワインを作らないことにしたので、ヘルベティカは職を失うことになる。
印刷機が気に入らない修道士。若い修道士にも聖書を読ませずに、いつも当たり散らしている。権力が失われることを恐れた修道士は、印刷機さえ無くなればグーテンバーグの側に戻れるとヘルべティカをそそのかす。悪い修道士をはねつけるヘルべティカだったが、うっかり印刷機を壊してしまう。
壊れた印刷機をフェスティバルで意気揚々と紹介したグーテンバーグは怒った群集に殺されてしまう。でもその意思はヘルべティカに受け継がれ、印刷機は現実となる。
印刷機が発明されても、問題は解決しないし、ホロコーストも止められなかった、けれども誰かの夢は世界を変えられると話すダグとバード。そして、ミュージカルは僕らの夢の印刷機だ。
劇中劇も外側のミュージカル〈グーテンバーグ〉も凄いストーリー性がある訳ではないが、とにかく慌ただしくて、熱演から目が離せない!
アドリブが多くて笑いが起きる。順番がおかしくなったり、投げたものが狙いを外れてしまったり、そういうのは見ていればわかる。
久々に楽しく愉快で笑顔いっぱいのフィ君。難なく歌いこなしてるので、とんでもなくハイキーって聞いてなければ意識しないかも。
相手役の印象を語るトーク番組で、ウッチン君が「フィはトライ」の一言で済ませていた。そうなのかー、彼はどこでもトライなのかー。
「トライ」って「頭のおかしいヤツ」かと思っている。違う?本来は「予想できない行動をする人」らしい。
劇中で、ダグとバードがしばしば友情のハグをするんだけど、すっかり痩せて小柄に見える上にニコニコ可愛いフィ君を、ジョンミンさんが上から包むようにハグする格好になる。
ワイルドとボシに見えちゃって、〈グーテンバーグ〉やってないで〈ワイルドグレイ〉続けてよー!!!と何度も思った。
帰って前シーズンの〈こんなに普通の〉に出ていたフィ君を見たら、ぷくぷくしてて同じ人?と思うほど。本当に痩せたよ〜
ボシも観たくなっちゃうし、痩せたフィ君が肉体的に過酷な演技をしてるのも偽母は辛くなっちゃうし、私はこのペアは避けた方が良さそう。
登場人物を表す帽子たち。
ピンクの帽子は、女性とアンサンブル。
オレンジは、娘、反ユダヤ主義の花売りの少女、黒人ナレーター。
赤は、別の女性、修道士。
緑は、グーテンバーグの友達、カッコいい酔客。
青は、靴磨き、肉屋の主人、グーテンバーグ。
舞台の反対側にある帽子は、多分…
酔客1、酔客2、若い修道士、肉屋の犬、赤ん坊。
他にもあったかな?若い修道士の胸に刺さった鉛筆を抜いてくれる鍛冶屋がいた!
9月29日
前回と同じペア。前回は100%笑える気分になれなかったので、今回のチケットは手放そうか、どうしようか、迷っているうちに当日に。
前回と違って1,2回しかハグしないし、バードの方がダグをがっしりって雰囲気で、男同士の友情感満載だった。誰か指摘した?修正入った?
加えてボシの幻影も薄れたのか、楽しく観れた。
大したストーリーは無いと思っているので、その場その場で笑いながら見つつ、ジョンミンさん手足長い〜、息上がってる〜とか、
フィ君笑顔可愛い〜、ツンツルテンのズボンがキュート〜
、前髪伸びてきたね〜、とか思いながらも、
メリシェリ出てくれるかな、バイロン早く見たい!と思ってた夜。
劇中の〈グーテンバーグ〉を買い付けてくれるプロデューサーが前回は制作会社ランのデス代表単独だったので若干(かなり)寂しかったけど、今夜はマンネの「アルフレッド・ダグラス」君だった。
ソッコ君が登場したとき、舞台上の2人がびっくりしたみたいにドタバタしてたのは、演技なのか、誰が来るか知らないからなのか?
10月1日
今夜はグーテンの真価を知った。
マチネの〈3日間の雨〉で疲れ果てた脳と、韓国語まだまだじゃんという憂鬱が溶けていく〜
無心に笑う事の、なんと尊いことよ
疲れた人におススメ!
ホスンさん本人が可笑しいキャラクターなのもあり笑いが止まらない。一つの台本なのだから確かに同じストーリーだが、まるで全てがアドリブのような雰囲気で進む。見るたびに新鮮な笑いで満ちている。
今日のプロデューサーは振り返って見たけど帽子とサングラス
で誰だか分からず。(英語名を名乗ってた。かつての役名?)
認証ショットを見たらキム・チャンジョンさん。楽しみなんだから、顔見せてくださいよー。
10月3日
最初に見た時、見てる間楽しいだけ、優先順位最下位とか口走ってしまった〈グーテンバーグ〉。
ごめんなさい観るたびに好きになってる。気になって観ずにいられな…くはないけど、えへらえへら観てるのが最高。
アドリブ度が高いってのはライブ度が割り増しで、ヘラヘラ過ごす贅沢な時間だと思う。
ハングクさんがキャスボみたいなクルクルヘアなら可愛いのに、おとなしい髪型だったので少々期待外れ。もっとも、キャップを被るからクルクルは向かないのか?
プロデューサーはアッシャーのお兄さん。ウッチン君の누구세요?! が本気に聞こえる。
堂々たるセリフで、有名人じゃなくても楽しかった。
フィ君バードがヘルベティカその他の女性キャラクターになると、いやに色気があって目のやりどころに困るような生々しさがある。
なので他のバードのほうが無心に笑えるかとも思ったが、ハングクさんの普通に良い演技を見たら、毒々しい修道士を含め突き抜けてるフィ君の演技が少し懐かしくなったりもした。
自分に教訓:1度で評価を下すべからず