6月9日
1人ミュージカル。
フィジョン君が涙と鼻水で熱演。
王子様とツバメ(と他の登場人物)の声が全然違うので感心。
原作ものは、もう一度ちゃんと読み直したい気持ちにさせる。でも実際に読んだことはない。
王子とツバメは1人の人間の心の中で葛藤する違う考えのようにも感じられた。
オスカー・ワイルドが「幸福な王子」を紹介→朗読→実演していく。
現代風のスーツを着ているワイルド。ワイルドは普段から舞台衣装を着ていて変人扱いされたそうだが。
エジプトに発つべきとわかっているツバメが王子の頼みを断りきれず自己犠牲的な愛に染まっていく話に、ワイルドとダグラスの愛情関係が投影されてたり…なんて邪推してたらこの作品の出版は1888年だった。
ダグラスと出会ったのは1891年なので関係ないか…。でもロスと付き合ったのは1886年だから…もう同性愛に目覚めてたんだな…なんて事ばかり頭をよぎる、困った〈ワイルドグレイ〉副作用。
変な世界が繰り広げられていたのは私の脳内だけで、舞台上は「幸福な王子」がわりと忠実に再現されて感動に満たされていたので、誤解ありませんように。